れんあいろん【恋愛論】
《原題、(フランス)De l'Amour》スタンダールによる評論。1822年発表。愛する人を想像力で美化してしまう心理的作用を表す「結晶作用(cristallisation)」の造語が有名。
れん‐しょう【連晶】
2個以上の鉱物などの結晶が相互に嵌入(かんにゅう)して連なったもの。→双晶 →平行連晶
ロイシン【(ドイツ)Leucin】
必須アミノ酸の一。弱い苦味のある白色の結晶。ほとんどのたんぱく質に含まれ、特にヘモグロビン・カゼインなどに多い。
ロザリンド‐フランクリン【Rosalind Franklin】
火星探査計画エクソマーズの一環で、ESA(欧州宇宙機関)が開発したローバー。打ち上げ時期は未定。火星のオクシア平原に着陸し、地下2メートルまで穴を掘り、土壌分析を行うための機構を備える。名称は、...
ロション‐プリズム【Rochon prism】
複屈折を利用した偏光プリズム。二つの方解石を結晶軸が直交するように貼り合わせたもの。入射光を直交する二つの偏光に分離し、異常光線は直進し、常光線はある角度をもって射出する。紫外線領域まで使用可能...
ロッシェル‐えん【ロッシェル塩】
酒石酸ナトリウムカリウムの無色の結晶。強誘電体で、ピックアップなどの圧電素子として用い、また下剤・利尿剤に使用。1672年、フランス西部の町ラ‐ロシェルの薬剤師P=セニエットが薬用として合成した...
ろっぽう‐しょうけい【六方晶系】
結晶系の一。長さの等しい3本の結晶軸が同一平面上で互いに120度の角で交わり、さらにこの三軸と直交する結晶軸をもつもの。形は六角柱が基本で、水晶・方解石などにみられる。
ろっぽうしょう‐ちっかほうそ【六方晶窒化硼素】
硼素の窒化物である窒化硼素のうち、六方晶系の結晶構造をもつもの。黒鉛と同じ層状構造をもち、単層のグラフェンと似た構造をとる。化学的に安定で、耐熱性・絶縁性に優れる。h-BN(hexagonal ...
ワイセンベルグ‐カメラ【Weissenberg camera】
単結晶のX線回折像の測定に用いられるカメラ。単結晶を等速回転させながらX線を入射させ、結晶の回転に合わせて結晶を取り囲む円筒状フィルムを上下させて回折写真を撮る。