うつぼ‐ぐさ【靫草】
シソ科の多年草。山野に生え、高さ10〜30センチ。茎は四角柱。全体に白い毛がある。夏、紫色の唇形の花が集まった穂を出す。花穂は夏に枯れて黒くなり、これを漢方で夏枯草(かごそう)といい、利尿薬にす...
うつり‐ゆ・く【移り行く】
[動カ五(四)] 1 しだいに変わってゆく。また、時が過ぎ行く。「年ごとに—・く世界情勢」 2 物の影や光などが、時のたつにつれて動いてゆく。また比喩的に、物事が人の心に次々浮かんでくる。「秋の...
う‐とく【有徳】
[名・形動] 1 徳行のすぐれていること。また、そのさま。ゆうとく。 2 富み栄えること。また、そのさま。富裕。ゆうとく。「—ナ者ワ常ニ心乱レ」〈天草本伊曽保・鼠〉
うと‐はんとう【宇土半島】
熊本県中部から天草諸島に向けて突き出す長さ約18キロメートルの半島。北部は島原湾、南部は八代海に面する。
うど【独活】
ウコギ科の多年草。山野に生え、高さ約1.5メートル。茎は太く、葉は羽状複葉で、互生する。夏、薄緑色の雄花と雌花とが球状につく。若芽は柔らかく、香りがあり、食用。栽培もされる。《季 春 花=夏》「...
うど‐じんぐう【鵜戸神宮】
宮崎県日南市にある神社。旧官幣大社。主祭神は彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)。他に五神を祭る。海岸の洞窟内に社殿がある。鵜戸権現。
うどん‐げ【優曇華】
《(梵)udumbaraの音写「優曇波羅」の略。霊瑞、希有と訳す》 1 ㋐インドの想像上の植物。三千年に一度その花の咲くときは転輪聖王が出現するという。 ㋑きわめてまれなことのたとえ。 2 クサ...
うなぎ‐つかみ【鰻掴】
タデ科の一年草。水辺に生え、高さ約30センチ。茎や葉に逆向きのとげがあり、絡みつく。初夏から秋、紅色または白色の小花が集まって咲く。うなぎづる。
うね・る
[動ラ五(四)]《名詞「うね(畝)」の動詞化》 1 道などが右に左に曲がりくねる。また、曲がりくねりながら進む。「山道が—・る」「帰りには二三間—・って、植込の陰を書斎の方へ戻って来た」〈漱石・...
うば‐が‐もち【姥が餅】
滋賀県草津市の名物で、上に白砂糖をのせた指頭大のあんころ餅。近江(おうみ)国の郷代官であった六角義賢(ろっかくよしかた)に幼児を託された乳母(うば)が生計のために売りはじめたものという。