じ‐しゅ【字種】
ある言語で用いられる文字の種類。特に漢字で異なる文字と認められる一つ一つの文字。「教育漢字の—は1026字とする」 [補説]漢字の場合、標準的な文字についてその種類を数える。異体字等については字...
じっ‐たい【十体】
1 漢字の10種の書体。古文・大篆(だいてん)・籀文(ちゅうぶん)・小篆・八分(はっぷん)・隷書・章草・行書・飛白(ひはく)・草書。 2 漢詩のすぐれた10種の風体。形似体・質気体・情理体・直置...
す
1 五十音図サ行の第3音。歯茎の無声摩擦子音[s]と母音[u]とから成る音節。[su] 2 平仮名「す」は「寸」の草体から。片仮名「ス」は「須」の末3画の行書体から。 [補説]「す」は古く[ts...
せ
1 五十音図サ行の第4音。歯茎の無声摩擦子音[s]と母音[e]とから成る音節。[se] 2 平仮名「せ」は「世」の行書体から。片仮名「セ」も「世」の行書体からの変形。 [補説]「せ」は古く[ts...
せいか‐もじ【西夏文字】
西夏で用いられた表意文字。1036年国定文字として公布され、以後400年余り使われた。漢字によく似た形をもち、総数六千数百字。縦書きで、楷書・行書・草書・篆書(てんしょ)の書体がある。日本の西田...
そう‐しょ【草書】
書体の一。古くは、篆隷(てんれい)を簡略にしたもの。後代には、行書(ぎょうしょ)をさらに崩して点画を略し、曲線を多くしたもの。そう。そうがき。
たて‐えいそう【竪詠草】
和歌の書式の一。小奉書・杉原紙・美濃紙などを二つ折りにし、さらに内へ五つに折り、記名、歌題、上の句、下の句を順次各枠内に書く。2首の場合は、1首を3行目に、他の1首を4行目に、いずれも2行書きに...
なきわらい【NAKIWARAI】
土岐哀果(土岐善麿の号)の第1歌集。明治43年(1910)刊行。ローマ字の3行書きによる実験的歌集で、朝日新聞に石川啄木による批評が掲載されるなど、注目を集めた。
なにごころ‐な・い【何心無い】
[形][文]なにごころな・し[ク]はっきりした考え、意図がない。なにげない。また、無心である。「万年筆で—・く二三行書きかけた時」〈漱石・明暗〉 「—・く御前にもて参りて」〈堤・虫めづる姫君〉
らんていじょ【蘭亭序】
王羲之(おうぎし)が蘭亭の会のときに成った詩集「蘭亭集」に行書で書いた序文。原本は唐の太宗の陵墓に殉葬されたとされるが、種々の模本が伝わり、蘭亭帖(じょう)・禊帖(けいじょう)ともよばれて行書の...