じょせいと【女生徒】
太宰治の短編小説。昭和14年(1939)、雑誌「文学界」4月号に掲載。同年7月、同作を表題作とする小説集を刊行。
すさきパラダイス【洲崎パラダイス】
芝木好子の短編小説。赤線とよばれた戦後下町の歓楽街に生きる人々の姿を描く。同作を表題作とする短編集は昭和30年(1955)刊。昭和31年(1956)川島雄三監督により「洲崎パラダイス赤信号」の題...
せいかん【生還】
石原慎太郎の中編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は昭和62年(1987)、雑誌「新潮」8月号に発表。癌(がん)を宣告された働き盛りの男が未知の治療法に賭け生還を果たし、その先に見たもの...
せいぶつ【静物】
庄野潤三の短編小説集。昭和35年(1960)刊。表題作のほか、「蟹」「五人の男」などの作品を収める。第7回新潮社文学賞受賞。
セルフ‐タイトル【self-titled】
音楽アルバムなどの作品の表題(タイトル)に、歌手自身またはグループの名前をそのままつけること。また、その作品。
センチメンタルジャーニー【センチメンタル・ジャーニイ/感傷旅行】
田辺聖子の短編小説。昭和38年(1963)同人誌「航路」に発表、第50回芥川賞受賞。同作を表題作とする作品集は昭和39年(1964)刊行。
ゼロのちから【零の力】
室井光広による文芸評論。副題「J.L.ボルヘスをめぐる断章」。昭和63年(1988)、第31回群像新人文学賞(評論部門)受賞。本作を表題作とする評論集は平成8年(1996)に刊行。
そうく【走狗】
古川薫の短編の歴史小説、および同作を表題作とする小説集。作品は昭和40年(1965)、同人誌「午後」に掲載。直木賞候補作となる。小説集は昭和42年(1967)の刊行。
そうぞうてき‐しんか【創造的進化】
《(フランス)L'évolution créatrice》ベルクソンの主著(1907年刊)の表題であるとともに、その哲学の根本概念。生命は、因果的、目的的な活動ではなく、予測できないような飛躍に...
そしてこう【そして考】
室井光広の短編小説、および同作を表題作とする作品集。作品集は平成6年(1994)に刊行。