しろきてのかりゅうど【白き手の猟人】
三木露風の第4詩集。大正2年(1913)刊行。
しんくのためいき【真紅の溜息】
深尾須磨子の第1詩集。大正11年(1922)刊行。
しんせい‐しゃ【新声社】
文学結社。明治22年(1889)森鴎外を中心に、落合直文・小金井喜美子らが結成。訳詩集「於母影(おもかげ)」は透谷・藤村らの新体詩に影響を与えた。
しんたいししょう【新体詩抄】
外山正一・矢田部良吉・井上哲次郎共著の詩集。明治15年(1882)刊。創作詩5編、シェークスピア・テニソンなどの訳詩14編からなり、新体詩の始まりとされる。
しんたいばいかししゅう【新体梅花詩集】
中西梅花の詩集。明治24年(1891)刊。森鴎外らが序文を寄せた。
しんぷうじゅうにん【新風十人】
昭和15年(1940)に刊行された合同詩集。筏井嘉一、斎藤史、佐藤佐太郎、常見千香夫ら、10名の若手歌人が参加した。
じごく【地獄】
《原題、(フランス)L'Enfer》マロの詩集。1526年、四旬節に肉食をした罪で投獄された際に書かれた詩を、1542年にエチエンヌ=ドレがマロに無断で出版したもの。 《原題、(フランス)L...
じごくにて【〈地獄〉にて】
天沢退二郎の詩集。昭和59年(1984)刊行。第15回高見順賞受賞。
じごくのきせつ【地獄の季節】
《原題、(フランス)Une saison en enfer》ランボーによる散文詩集。1873年完成の、生前に出版された唯一の詩集。自費出版作品として印刷されたが、費用未払いのため大半は著者に引き...
じとうししゅう【時祷詩集】
《原題、(ドイツ)Das Stunden-Buch》リルケの詩集。1905年刊。「修道生活の書」「巡礼の書」「貧しさと死の書」の全3部からなる。