ちょうこうどういしゅ【澄江堂遺珠】
佐藤春夫の編纂による、芥川竜之介の遺稿詩集。副題「Sois belle, sois triste」(フランス語で「美しかれ、悲しかれ」の意)。昭和8年(1933)刊行。
ちょうばつししゅう【懲罰詩集】
《原題、(フランス)Les Châtiments》ユゴーの詩集。1853年刊。亡命先のジャージー島で書かれた風刺詩で、第二帝政時代には禁書とされた。完全版は1870年に刊行。
ちんざんししょう【枕山詩鈔】
大沼枕山の漢詩集。初編・二編・三編の各3巻3冊からなる。初編は安政6年(1859)、二編は文久元年(1861)、三編は慶応3年(1867)にそれぞれ刊行。
つきにほえる【月に吠える】
萩原朔太郎の第1詩集。大正6年(1917)刊。近代人の精神的孤独や憂鬱(ゆううつ)を鋭い感受性をもって表現し、音楽的な口語自由詩の美しさを完成させた。
つきのでるまち【月の出る町】
春山行夫の第1詩集。大正13年(1924)刊行。
つきのひかり【月の光】
《原題、(フランス)Clair de lune》ドビュッシーのピアノ曲。変ニ長調。ピアノ曲集「ベルガマスク組曲」の第3曲。作者の代表作として知られ、単独で演奏されることも多い。 《原題、(フ...
つめいろのあめ【爪色の雨】
サトウ・ハチローの処女詩集。大正15年(1926)刊。挿絵・装丁は吉邨(よしむら)二郎。
つれさられたうみ【連れ去られた海】
丸山薫の詩集。昭和37年(1962)刊行。
ていほんかえる【定本蛙】
草野心平の詩集。昭和23年(1948)刊。3部構成。蛙を主題とする詩の集大成。昭和24年(1949)、第1回読売文学賞受賞。
てんけい【典型】
高村光太郎の詩集。昭和25年(1950)刊。昭和22年(1947)発表の連詩「暗愚小伝」を収録。