おのころ‐じま【磤馭慮島】
《「自凝(おのころ)島」の意で、自然に陸地が凝り集まってできた島の意》日本神話で、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)の二神が、はじめて作ったという島。転じて、日本の称。
おぼほ・る【溺ほる】
[動ラ下二] 1 水中に沈む。転じて、おぼれる。「俊蔭は、激しき浪風に—・れ、知らぬ国に放たれしかど」〈源・絵合〉 2 涙にむせぶ。「涙に—・れて」〈浜松・一〉
お‐まえ【御前】
[名]《「おおまえ(大前)」の音変化で、神仏・貴人の前を敬っていう。転じて、間接的に人物を表し、貴人の敬称となる》 1 神仏・貴人のおん前。おそば近く。みまえ。ごぜん。「主君の—へ進み出る」 ...
おまつり‐さわぎ【御祭(り)騒ぎ】
祭礼のときのにぎやかな騒ぎ。転じて、浮かれてはでに騒ぐこと。ばか騒ぎ。どんちゃん騒ぎ。
おん‐ぽう【縕袍】
《「おんぼう」とも》綿入れ。どてら。ぬのこ。また転じて、粗末な着物。わんぼう。「破れたる—を着て母に逢ひ」〈柳多留・一〇〉
オージー【orgy】
《古代ギリシャ、ローマで秘密裏に行われていた酒神ディオニュソスの祭りから》底抜けの乱痴気(らんちき)騒ぎや酒宴。転じて、乱交。
オーラ【aura】
人体から発散される霊的なエネルギー。転じて、ある人や物が発する、一種独得な霊的な雰囲気。「—を発散する」
か【禍】
災い。ふしあわせ。「—を転じて福となす」「交通—」⇔福。
かえって‐とく【却説】
[接]《漢文の「却説」を訓読したもの》話を転じてほかのことを説きはじめるときに用いる語。さて。さてまた。「—其翌朝、六月二十日」〈逍遥・当世書生気質〉
かえり‐うち【返り討ち】
1 かたきを討とうとして、逆に相手に討たれること。転じて、相手に仕返しをしようとして、逆にやられること。「—にあう」 2 襲ってくる者を打ち負かすこと。「暴漢を—にする」