はい‐だ・す【這い出す】
[動サ五(四)] 1 這って出る。這い出る。「穴から—・す」 2 這いはじめる。「赤ん坊が—・す」
はい‐つくば・う【這い蹲う】
[動ワ五(ハ四)]よつんばいに伏す。這うようにしてかしこまる。平伏する。はいつくばる。「地面に—・う」
はい‐つくば・る【這い蹲る】
[動ラ五(四)]「はいつくばう」に同じ。「—・って許しを乞う」
はい‐で【這ひ出】
1 這い出ること。また、そのもの。「跡を濁さぬ水の面、—の蛙」〈浄・薩摩歌〉 2 田舎から都会に奉公に出てきたばかりであること。また、その者。山だし。「播磨の三木より—の丁稚(でっち)を召し連れ...
はい・でる【這い出る】
[動ダ下一][文]はひ・づ[ダ下二]這って外に出る。「蟻(あり)の—・でる隙(すき)もない」
はい‐のぼ・る【這い上る】
[動ラ五(四)]這うようにのぼる。はいあがる。「がけを—・る」
はい‐はい【這い這い】
[名](スル) 1 這うことの幼児語。「赤ん坊が—する」 2 もと、幼児の這う姿に作った御所人形。八朔の贈り物とされ、身辺に置いて災厄を祓うものとした。
はい‐ふ・す【這ひ伏す】
[動サ四]腹ばいになって伏す。「大きなる木ども…女郎花(をみなへし)などの上によろぼひ—・せる」〈能因本枕・一八六〉
はい‐まぎ・る【這ひ紛る】
[動ラ下二]身を低くして隠れる。こっそり隠れる。「いづくに—・れて、かたくなしと思ひゐたらむ」〈源・空蝉〉
はい‐まじ・る【這ひ交じる】
[動ラ四]這いのびて入り交じる。「朝顔の—・れる籬(ませ)もみな散り乱れたるを」〈源・野分〉