さん‐だいひほう【三大秘法】
日蓮宗で、本門の本尊、本門の題目、本門の戒壇の三つをいう。本尊とは法華経で明らかにされた久遠(くおん)の釈迦牟尼仏、題目とは南無妙法蓮華経の7字、戒壇とは本尊を礼拝し、題目を唱える場所を意味する...
さん‐にょらい【三如来】
天竺(てんじく)伝来の3体の如来。長野善光寺の阿弥陀如来、京都嵯峨清涼寺の釈迦(しゃか)如来、京都因幡堂の薬師如来。
さん‐もん【三門】
1 中央に大きな門を、左右に小さな門を配した門。 2 禅宗伽藍(がらん)の正門。古代寺院の中門に相当する。一般に二階造りの楼門で、楼上に釈迦・十六羅漢などを安置する。本堂を涅槃(ねはん)に擬し、...
サールナート【Sarnath】
《鹿の園の意。漢訳では鹿野苑(ろくやおん)》インド北部、ウッタルプラデシュ州の宗教都市バラナシ近郊にある仏教遺跡。釈迦(しゃか)が初めて説法を行った聖地。アショカ王時代創建の石柱頭部の獅子像など...
ざい‐せ【在世】
1 世に生きていること。ざいせい。「父が—の時」 2 釈迦が生存していたとき。「—を考ふるに人皆俊なるに非ず」〈正法眼蔵随聞記・一〉
ざ‐どうじょう【坐道場】
《「道場」は釈迦が悟りを開いた菩提道場のこと》仏語。常に仏道を説き修め、悟りを開くこと。
し‐きょう【四教】
1 《「礼記」王制から》詩(詩経)・書(書経)・礼(儀式・作法)・楽(音楽)の四つの教え。 2 《「論語」述而から》文(学問)・行(実践)・忠(誠実)・信(信義)の教訓。 3 《「礼記」昏義から...
しし‐ふしゅせつ【止止不須説】
法華経の方便品にある、法華一乗の法を説くように請う舎利弗(しゃりほつ)に対して、釈迦が説くまいと答えた言葉。「止みなん止みなん説くべからず」と訓読する。
し‐せい【四聖】
釈迦(しゃか)・キリスト・孔子・ソクラテスの四人の聖人。→四聖(ししょう)
し‐だいでし【四大弟子】
釈迦の四人の高弟。須菩提(しゅぼだい)・迦旃延(かせんねん)または舎利弗(しゃりほつ)・摩訶迦葉(まかかしょう)・目犍連(もくけんれん)。