でんこうろく【伝光録】
鎌倉時代の仏教書。2巻。瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)述。編者未詳。釈迦より達磨大師に至るインドの仏祖29人、慧能(えのう)より天童如浄に至る中国の祖師22人、日本の道元・懐奘(えじょう)の計5...
トゥーパラマヤ‐ダーガバ【Thuparamaya Dagoba】
スリランカ北部の都市アヌラダプーラにある仏塔。市街西部の遺跡地区に位置する。紀元前3世紀、デワナンピヤ=ティッサ王の時代に建立され、釈迦の右鎖骨を祭る。19世紀半ばの再建で、現在見られる釣鐘型の...
とでも‐な・い
[形]《「と」は副詞の「と」、または「途(と)」か。近世語》「とんでもない」に同じ。「物覚えのないくせ—・い口たたくな」〈浄・釈迦如来〉
どう‐じょう【道場】
1 武芸の修練を行う場所。また、広く心身の鍛錬などを行う場所。「剣道の—」「断食—」 2 《(梵)bodhi-maṇḍa の訳「菩提(ぼだい)道場」の略》 ㋐釈迦(しゃか)が悟りを開いた菩提樹下...
なんぽう‐ぶっきょう【南方仏教】
インド中部に起こった仏教が、南方に伝わったもの。スリランカ・ミャンマー・タイ・カンボジア・ラオスで信仰され、釈迦(しゃか)の教えに忠実で、戒律が厳しい。→北方仏教
に‐せそん【二世尊】
2体の仏。特に、法華経で説く多宝塔中の二仏、釈迦(しゃか)如来と多宝如来。
に‐そん【二尊】
浄土教で、釈迦(しゃか)仏と阿弥陀仏。また、過去仏である釈迦と当来仏である弥勒(みろく)。
阿弥陀三尊のうち、観音と勢至の二菩薩(ぼさつ)。
にそん‐いん【二尊院】
京都市右京区にある天台宗の寺。山号は小倉山。承和年間(834〜848)嵯峨上皇の勅によって創建。開山は円仁。釈迦(しゃか)・阿弥陀の二尊を本尊とする。はじめ天台・真言・律・浄土の四宗兼学で、法然...
にそん‐ぎょう【二尊教】
浄土教の教え。「観無量寿経」には釈迦・阿弥陀二仏の教義があるとみた善導の考え方によるもので、二尊の意志は等しく念仏の一道であるとする。
に‐ぶつ【二仏】
2体の仏。特に、釈迦(しゃか)仏と弥勒(みろく)仏。