ほん‐し【本師】
仏語。 1 根本の導師。特に、釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)のこと。 2 僧となるとき、剃髪(ていはつ)・授戒にたずさわった師。
ほんしょう‐きょう【本生経】
《(梵)jātakaの訳》釈迦(しゃか)が前世で修めた菩薩行(ぼさつぎょう)を集めた説話。十二分経の一。本生譚。ジャータカ。
ほんじゃく‐にもん【本迹二門】
仏語。法華経の本門と迹門(しゃくもん)。同経の如来寿量品に釈迦の本迹が説かれていることにより、智顗(ちぎ)が法華経の前半を迹門、後半を本門とした。
ぼ‐さつ【菩薩】
《(梵)bodhisattvaの音写「菩提薩埵(ぼだいさった)」の略。悟りを求める人の意》仏語。 1 仏の位の次にあり、悟りを求め、衆生を救うために多くの修行を重ねる者。文殊(もんじゅ)・観音・...
ぼだい‐じゅ【菩提樹】
1 《(梵)bodhidrumaの音写》クワ科のテンジクボダイジュの別名。釈迦がその下で悟りを開いたとされ、原産地インドでは無憂樹(むゆうじゅ)・娑羅双樹(さらそうじゅ)とともに三大聖木とされる...
ボディ‐タタウン【Bodi Tataung】
ミャンマー中部の都市モンユワ郊外の村。1万体もの仏像に囲まれた全長111メートルの寝釈迦仏と、高さ約129メートルの仏立像があることで有名。ボーディータタウン。
ボータタウン‐パゴダ【Botataung Pagoda】
ミャンマーの旧首都ヤンゴンにある仏教寺院。市街中心部、ヤンゴン川沿いに位置する。高さ40メートルの黄金の仏塔があり、内部には8人の僧がインドから持ち帰ったとされる釈迦の聖髪や聖歯が納められている...
ま‐そっと
[副]もう少し。もうちょっと。もそっと。「—小さい声で」〈浄・釈迦如来〉
まっ‐せ【末世】
1 仏教で、末法の世。釈迦(しゃか)入滅後の仏法の衰えた世。 2 のちの世。後世。 3 道義のすたれた世の中。まっせい。「人心の荒廃した—」
まっ‐ぽう【末法】
仏語。仏法の行われる時期を三つに分けた三時のうち、最後の退廃期。釈迦(しゃか)の入滅後、正法(しょうぼう)・像法(ぞうぼう)を経たあとの1万年間。教えが説かれるだけで修行する者もなく、悟りを開く...