うきよ‐ことば【浮世言葉】
近世、遊里で用いられた独特な言葉。「ざます」「ありんす」など。くるわことば。さとことば。
ウスリー‐がわ【ウスリー川】
《Ussuri》中国北東部とロシア沿海州との国境を流れる川。ハンカ湖に源を発し、ハバロフスク付近でアムール川(黒竜江)に注ぐ。長さ897キロ。烏蘇里江。
うす‐わら・う【薄笑う】
[動ワ五(ハ四)]小ばかにしたような笑みをかすかに浮かべる。「『あなたでしょう?』—・うのを見て、『そうなのよ。…たいへんな人ねえ』」〈里見弴・安城家の兄弟〉
うずら‐の‐とこ【鶉の床】
ウズラの臥(ふ)す所。野宿すること、また、むさくるしい寝所のたとえ。「風はらふ—は夜寒にて月影さびし深草の里」〈新千載・秋上〉
うそ‐ふき【嘯】
狂言面の一。口笛を吹くように、口をとがらした形の面。蚊・タコ・キノコなどの精、案山子(かかし)などに用いる。里神楽のひょっとこ面の原形。
うたまくら【歌枕】
中里恒子の小説。昭和48年(1973)刊行。第25回読売文学賞受賞。
うち‐ずみ【内住み】
宮中で生活すること。→里住み「—のみ好ましうおぼえ給ふ」〈源・桐壺〉
うちひ‐さす
[枕]「宮」「みやこ」にかかる。語義・かかり方未詳。「—宮に行く児(こ)をまがなしみ」〈万・五三二〉 「—都繁(し)みみに里家は多(さは)にあれども」〈万・四六〇〉
うち‐ひら・く【打(ち)開く】
[動カ五(四)] 1 広々と開けている。うちひらける。「—・いた高台の、何ひとつ遮るものとてない青空は」〈里見弴・大道無門〉 2 大きく開く。また、勢いよく開く。「扉を—・く」 3 山野を開拓す...
うちぼう‐せん【内房線】
外房線蘇我(そが)から木更津(きさらづ)を経て安房鴨川(あわかもがわ)に至るJR線。木更津で久留里(くるり)線を分岐する。昭和4年(1929)全通。全長119.4キロ。