出典:gooニュース
古代史ファン注目 飛鳥時代の倉庫「正倉」復元、全国初 川崎
川崎市は、市内の国史跡「橘樹(たちばな)官衙(かんが)遺跡群」(高津区など)に飛鳥時代(593~710年)の役所の倉庫を復元したと発表した。一帯は「橘樹歴史公園」として5月18日にオープンする予定で、同時代の倉庫復元は全国初という。【和田浩明】 市教育委員会が復元したのは、古代橘樹郡の役所「郡家(ぐうけ)」にあった7世紀後半のものとみられる倉庫「正倉(しょうそう)」4棟。
全国初、飛鳥時代の倉庫を復元 川崎「橘樹歴史公園」5月オープン
全国で初めて飛鳥時代の倉庫が復元され、当時の衣服を再現した衣装を試着できる。 市教委によると、この遺跡群は、現在の市域とほぼ重なる武蔵国橘樹郡の役所の倉庫や寺院の痕跡がある。2015年に同市で初めて国史跡に指定された。倉庫は税として収められた稲の保管に使われていたという。
飛鳥時代の倉庫を復元 古代の役所跡に「橘樹歴史公園」完成 川崎市
目玉は復元倉庫で、市教育委員会によると、文化庁の承認を得て自治体が手がける飛鳥時代の復元倉庫は全国で初めてという。 市教委によると、同遺跡群は、7~10世紀の地方行政の拠点の実態や推移を示すもので、2015年に川崎市で初めて国史跡に。その一部に完成した公園は広さ約3千平方メートルで、4棟の復元倉庫のうち、1棟は倉庫全体を復元した。
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