さ‐ばえ【五月蠅】
陰暦5月ごろの群がり騒ぐ蠅。《季 夏》
さや・ぐ
[動ガ五(四)]《「さや」の動詞化》 1 ざわざわと音を立てる。ざわめく。「木の葉が—・ぐ」 2 騒ぐ。不穏なようすになる。「水穂の国はいたく—・ぎてありなり」〈記・上〉 「世ノ中ガ—・グ」〈和...
さる‐ほど‐に【然る程に】
[接] 1 そうするうちに。やがて。「—、げに世の中に許され給ひて、都に帰り給ふと、天の下の喜びにてたち騒ぐ」〈源・蓬生〉 2 話かわって。さて。ところで。「—、鬼界(きかい)が島の流人ども」〈...
さわが◦れる【騒がれる】
[連語]《動詞「さわ(騒)ぐ」の未然形+受身の助動詞「れる」》「騒ぐ6」に同じ。「若者の活字離れが—◦れる」
さわぎ【騒ぎ】
《上代は「さわき」》 1 騒ぐこと。また、騒がしいこと。やかましさ。「教室の—が静まる」 2 人々が騒ぐような出来事。ごたごた。騒動。「—を起こす」「—になる」 3 (「…どころのさわぎ」の形で...
さわぎ‐た・つ【騒ぎ立つ】
[動タ五(四)] 1 騒ぎはじめる。また、盛んに騒ぐ。「心が—・つ」「風に—・つ波」 2 騒々しく立ち去る。「群鳥(むらどり)の—・ちぬるこなたより雲の空をぞ見つつながむる」〈平中・七〉
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さわぎ‐た・てる【騒ぎ立てる】
[動タ下一][文]さわぎた・つ[タ下二]大騒ぎをする。あれこれ言い立てたりして騒ぐ。「つまらないことで—・てるな」
さんざ‐め・く
[動カ五(四)]《「さざめく」の音変化。「ざんざめく」とも》ひどく浮き浮きと騒ぎ立てる。にぎやかに騒ぐ。「弦歌—・く巷(ちまた)」
しゅうしょう‐ろうばい【周章狼狽】
[名](スル)あわてふためくこと。うろたえ騒ぐこと。「詰問されて—する」
しゅん‐じ【蠢爾】
[ト・タル][文][形動タリ]小さな虫がうごめくさま。転じて、取るに足りない者たちがうようよと集まり騒ぐさま。「実に—たる野獣の域を脱却し」〈秋水・社会主義神髄〉