ごほう‐てんどう【護法天童】
仏法を守護するために働く童子姿の鬼神。護法童子(どうじ)。
さ‐ば【生飯】
《「生飯」の唐音「さんぱん」からという。「散飯」「三把」「三飯」とも書く》食事のときに自分の食物から取り分けた飯粒。屋根などに置き、鬼神・餓鬼に供え、鳥獣に施すもの。さんば。さんばん。「板屋の上...
さんちょうさい‐がつ【三長斎月】
仏語。在家の信者が八斎戒を守り精進する、1月・5月・9月の三つの月。この月には諸天や鬼神が四方を巡行し、一切の善悪を四天王に報告するという。三斎月。
しかみ【顰み】
《動詞「しか(顰)む」の連用形から》 1 しかめっ面(つら)をすること。 2 能面の一。まゆを寄せ、きばをむき出した恐ろしい形相の鬼神面。「紅葉狩(もみじがり)」「羅生門」「土蜘蛛(つちぐも)」...
しき‐がみ【式神/識神】
陰陽道(おんようどう)で、陰陽師が使役するという鬼神。変幻自在な姿で、人の善悪を監視するという。しきのかみ。しきじん。しき。
しょう‐き【鍾馗】
中国で、疫病神を追い払い、魔を除くという神。目が大きく、あごひげが濃く、緑色の衣装に黒い冠、長い靴をはき、剣を抜いて疫病神をつかむ姿にかたどられる。玄宗皇帝の夢に現れ、皇帝の病気を治したと...
しょ‐へん【所変】
神仏や鬼・霊などがこの世に姿をかえて現れること。また、その姿。化現(けげん)。「鬼神の—なども見顕されけるとかや」〈十訓抄・六〉
しんしゅつ‐きぼつ【神出鬼没】
《鬼神のようにたちまち現れたり消えたりする意から》行動が自由自在で、居所などの予測がつかないこと。「—の怪盗」
じん‐く【神供】
《「じんぐ」とも》 1 神への供え物。供物(くもつ)。 2 密教で、修法などを行じるとき、道場外に壇を設けて十二天や鬼神に供養する作法。
じんじゃ‐だいしょう【深沙大将】
仏教守護神の一。砂漠で危難を救うことを本誓とする鬼神で、病気をいやし、魔事を遠ざけるという。像は忿怒(ふんぬ)の相をし、全身赤色で左手に青蛇をつかみ、右のひじを曲げて手のひらを上げる。「般若経」...