ほっけ‐しちゆ【法華七喩】
法華経に説かれる七つの比喩(ひゆ)。火宅喩(譬喩品(ひゆぼん))・窮子(ぐうじ)喩(信解品)・薬草喩(薬草喩品)・化城(けじょう)喩(化城喩品)・衣珠喩(五百弟子授記品)・髻珠(けいしゅ)喩(安...
ほっけ‐しゅう【法華宗】
《法華経をよりどころとするところから》 1 古く、天台宗の異称。 2 日蓮宗の俗称。また、その流派のうち、本門流・真門流・陣門流の総称。
ほっけ‐しんとう【法華神道】
日蓮(法華)宗で説かれる神道説。三十番神を法華経の守護神とする天台宗の信仰をとりいれて室町時代に成立。吉田神道の影響が大きい。
ほっけ‐じ【法華寺】
奈良市にある真言律宗の尼寺。天平年間(729〜749)光明皇后が父藤原不比等の邸宅を寺として、総国分寺の東大寺に対し、総国分尼寺として開いたもの。本堂は慶長6年(1601)豊臣秀頼の再建。本尊十...
ほっけ‐じっこう【法華十講】
法華経8巻を8座とし、開経の無量義経1巻、結経の観普賢経1巻を加えて10座とし、これを1日1座の10日、または朝夕2座の5日間に分けて講じること。
ほっけ‐せんぼう【法華懺法】
法華経を読誦して罪障を懺悔(さんげ)し、後生善所を願う法要。天台宗の重要な儀式で、略式のものは日常行われる。
ほっ‐けつ【北闕】
《「闕」は宮城の門の意》 1 皇居の北の正門。 2 宮城。皇居。宮中。内裏(だいり)。
ほっけ‐どう【法華堂】
1 法華三昧(ざんまい)を行う堂。法華三昧堂。三昧堂。 2 皇家・貴人の納骨堂。 奈良の東大寺にある堂舎の一。国宝。本堂は奈良時代、礼堂は鎌倉時代の建立で、毎年陰暦3月に法華会が行われるの...
ほっけ‐ねはんじ【法華涅槃時】
天台宗で説く五時(ごじ)の第五。釈迦の説法を生涯にわたって五つに分けたうちの最後の時。般若(はんにゃ)開説から入寂に至る8年間をさし、法華経と、入滅に際し涅槃(ねはん)経を説いた時期。
ほっけ‐はっこう【法華八講】
法華経8巻を8座に分け、ふつう1日に朝夕2座講じて4日間で完了する法会。八講会。八講。