わき‐がかり【脇懸かり】
他人のことに関係すること。また、他人に関係を及ぼすこと。「我が子の戯気(たはけ)は思はず、—の恨みが出る」〈浄・寿の門松〉
脇(わき)が甘(あま)・い
相撲で、脇をかためる力が弱いために、相手に有利な組み手やはず押しを許してしまうさま。転じて、守りが弱いさま。「警備体制の—・い」
わがはいはねこであるさつじんじけん【「吾輩は猫である」殺人事件】
奥泉光のファンタジー小説。平成8年(1996)刊。夏目漱石の小説「吾輩は猫である」の文体を模倣しつつ、溺死したはずの猫の「吾輩」が、仲間たちとともに苦沙弥(くしゃみ)先生の死の謎に迫る。
りょう‐ぶ【凌侮/陵侮】
[名](スル)他人をばかにしてはずかしめること。「外邦—の弊未だ息(や)まず」〈西周・明六雑誌一二〉
りょう‐ぎゃく【凌虐/陵虐】
[名](スル)はずかしめ、いためつけること。
よそ・う【装う/粧う】
[動ワ五(ハ四)] 1 飲食物を器に盛る。よそる。「味噌汁を—・う」 2 「よそおう2」に同じ。「強いて嬉しげを—・うて」〈露伴・連環記〉 3 「よそおう1」に同じ。「君なくは何(な)ぞ身—・は...
来年(らいねん)の事(こと)を言(い)えば鬼(おに)が笑(わら)う
明日何が起こるかわからないのに、来年のことなどわかるはずはない。将来のことは予測しがたいから、あれこれ言ってもはじまらないということ。
よ‐どの【夜殿】
寝所。寝室。「置く霜の暁起きを思はずは君が—に夜離(が)れせましや」〈後撰・恋五〉
らん‐ちょう【乱調】
[名・形動]《「らんぢょう」とも》 1 調子が乱れていること。また、乱れた調子や、そのさま。乱調子。「先発投手が—ですぐに降板する」「—にどやどやと余の双眼に飛び込んだのだから」〈漱石・草枕〉 ...
らしくな・い
[形]いつもと違っているさま。既成の価値観、従来の規準からはずれているさま。それらしくない。「—・い態度」「—・いプレー」「—・い発想が求められる」