けむ
[助動][(けま)|○|けむ(けん)|けむ(けん)|けめ|○]《過去の助動詞「き」の未然形の古形「け」+推量の助動詞「む」から》活用語の連用形に付く。 1 過去の事実についての推量を表す。…ただ...
けり
[助動][(けら)|○|けり|ける|けれ|○]《動詞「く(来)」の連用形に動詞「あり」の付いた「きあり」の音変化から》動詞・助動詞の連用形に付く。 1 過去に起こった事柄が、現在にまで継続してき...
けれども
[接助]活用語の終止形に付く。 1 確定の逆接条件を表し、内容の矛盾する事柄を対比的に結びつける意を表す。「言うことはりっぱだ—、することはなってない」「年はとっている—、実に活動的だ」 2 ...
げな
[助動][〇|げに・げで|げな|げな|(げなれ)|〇]《接尾語「げ」に断定の助動詞「なり」の付いた「げなり」の音変化》活用語の終止形・連体形、形容詞の語幹に付く。 1 様態を推量する意を表す。…...
こ
[接尾] 1 名詞または動詞の連用形に付く。「こ」の上に促音が加わることもある。 ㋐…のこと、…することの意を表す。「あい—」「慣れっ—」 ㋑二人以上で同じ動作を互いにすることを表す。「かわりば...
こ‐け【虚仮】
[名] 1 思慮の浅いこと。愚かなこと。また、その人。「—の一念」 2 仏語。真実でないこと。外面と内心とが一致しないこと。 [接頭]名詞などに付く。 1 見せかけだけで中身のない意を表す。...
心(こころ)付(つ)・く
(「付く」が四段活用の場合) 1 愛情や関心が生じる。執心する。「御娘たちの住まひ給ふらむ御ありさま思ひやりつつ、—・く人もあるべし」〈源・椎本〉 2 物心がつく。分別がつく。「—・きなば、僧...
心(こころ)に付(つ)・く
(「付く」が四段活用の場合)気に入る。心にかなう。「かたちはしもいと—・きて、つらき人の慰めにも見るわざしてむやと思ふ」〈源・少女〉 (「付く」が下二段活用の場合)心を寄せる。関心をもつ。「...
こす
[助動][こせ|○|こす|○|○|こせ(こそ)]《上代語》動詞の連用形に付く。他に対してあつらえ望む意を表す。…てほしい。「我(あれ)ゆ後生まれむ人は我(あ)がごとく恋する道に会ひこすなゆめ」〈...
こそ
[係助]種々の語に付く。 1 ある事柄を取り立てて強める意を表す。「今—実行にうつすべきだ」「もののあはれは秋—まされ」〈徒然・一九〉 2 ある事柄を一応認めておいて、それに対立的、あるいは、...