じゃ【蛇】
1 大きなヘビの総称。おろち。うわばみ。「鬼が住むか—が住むか」 2 《「蛇之助」の略》大酒飲み。酒豪。「どちらへ似ても—の子孫」〈浄・淀鯉〉
じゃ‐の‐すけ【蛇之助】
《「古事記」にある、須佐之男命(すさのおのみこと)が八岐(やまた)の大蛇(おろち)に酒を飲ませて退治したという伝説から》大酒飲みのこと。「一谷(いちがい)の—さまというて…大上戸」〈浮・色三味線・四〉
そこ‐なし【底無し】
1 底がないこと。どこまでいっても底に達しないこと。際限なく深いこと。「—の沼」 2 きりがないこと。「—の大酒飲み」
そこぬけ‐じょうご【底抜け上戸】
非常な大酒飲み。酒豪。「そんならおれももう一盃やらう、と負けず劣らぬ—」〈滑・八笑人・初〉
たい‐こ【大戸】
1 大酒飲み。上戸(じょうご)。「盃上に置いて曰く、郎—と雖(いえど)も鯨口に非ず」〈服部誠一・東京新繁昌記〉 2 律令制で、大戸・上戸・中戸・下戸の四等戸の第一。一戸内に八人以上の正丁がいる戸。
斗酒(としゅ)猶(なお)辞(じ)せず
多量の酒も断らずに飲む。大酒飲みの人にいう。
途方(とほう)もな・い
1 道理に合わない。とんでもない。途方途轍(とてつ)もない。「一枚の絵に—・い高値がつく」 2 並々でない。ずぬけている。途方途轍もない。「—・い大酒飲み」 3 手段が尽きて困り果てる。途方に暮...
のみ‐すけ【飲(み)助/呑み助】
酒好きの人や大酒飲みの人を人名めかしていった語。のんべえ。