じょう‐まわり【定廻り】
江戸時代、町奉行所配下の同心で、江戸市中を巡回した者。定町廻り。
じょう‐みせ【定店】
ある場所に定住して、一定の商品を売る店。「往来(ゆきき)絶えざる浅草通行(どおり)。御蔵前に—の、名も高簱の牛肉鍋」〈魯文・安愚楽鍋〉
じょう‐みとり【定見取】
江戸時代、開墾・埋め立てなどに多額の費用を要した田畑に、年々の豊凶による増減のない、軽い年貢を永久に課したこと。
じょう‐みょう【定命】
仏語。 1 前世の因縁によって定まる人の寿命。 2 住劫(じゅうこう)中の定まっている寿命。最長は8万歳、最短は10歳という。
てい‐めい【定命】
⇒じょうみょう(定命)
じょう‐めん【定免】
《「免」は年貢の賦課率のこと》江戸時代の徴税法の一。過去5年・10年・20年間などの田租額を平均して租額を定め、一定の期間内はその年の豊凶に関係なく、定額を徴収したこと。風水害などで損害が著しい...
じょう‐もん【定紋】
家々で定まっている正式の紋。表(おもて)紋。また、個人がきまって用いる紋。
じょう‐やく【定約】
とりきめ。約定。
じょう‐やど【定宿/常宿】
1 いつもきまって泊まる宿屋。 2 いつもきまって遊興する茶屋。「—をきはめ、大臣と言はるるほどの人」〈浮・一代男・五〉 3 高級な遊女が揚屋の中にもつ専用の部屋。「市橋が—、八畳敷の金の間は」...
じょう‐り【定離】
必ず別れること。また、そのような定め。「会者(えしゃ)—」