じゃこう‐の‐ま【麝香の間】
1 宮中の一室の名。表御殿の中にある。 2 京都御所の一室の名。小御所(こごしょ)の廊下の左にあり、将軍が参内したとき、ここに祗候(しこう)した。
すじ‐べい【筋塀】
定規筋(じょうぎすじ)と呼ばれる白い水平線を入れた土塀。御所や門跡寺院などに用い、格式により数を増し、5本を最高とする。
ずいりゅう‐じ【瑞竜寺】
滋賀県近江八幡市にある日蓮宗の尼寺。門跡。正しくは村雲瑞竜寺。慶長元年(1596)豊臣秀吉の姉の日秀尼が、子の秀次の菩提を弔うため、京都今出川(いまでがわ)村雲に創建。昭和36年(1961)現在...
せそん‐じ【世尊寺】
京都一条の北、大宮の西にあった寺。清和天皇の第6皇子貞純親王の御所であった桃園の邸を、長保3年(1001)に藤原行成(ふじわらのゆきなり)が寺としたもの。
せん‐いん【仙院】
1 上皇・法皇の御所。また、そこに住む上皇・法皇。仙洞。 2 女院のこと。
せん‐きゅう【仙宮】
1 仙人が住む宮殿。 2 上皇の御所。「—を帝都に遷(うつ)し進(まゐ)らせられしかば」〈太平記・二四〉
せん‐とう【仙洞】
1 仙人の住む所。 2 上皇の御所。転じて、上皇。仙洞御所。仙院。
せんとう‐ごしょ【仙洞御所】
上皇の御所。
そ‐う【左右】
1 左と右。また、かたわら。さゆう。「—の手」「識(さと)り難くして、—を顧みる」〈今昔・九・二七〉 2 左か右に落ち着くこと。決着。また、その成り行き。「吉(きっ)—」「軍(いくさ)の—を待つ...
そがもようたてしのごしょぞめ【曽我綉侠御所染】
歌舞伎狂言。世話物。6幕。河竹黙阿弥作。元治元年(1864)江戸市村座初演。柳亭種彦の読本「浅間嶽面影双紙(あさまがたけおもかげそうし)」を脚色したもの。通称「時鳥(ほととぎす)殺し」「御所五郎...