ま‐もの【魔物】
1 魔性をもつもの。妖怪(ようかい)。変化(へんげ)。 2 人の心を乱すもの、恐ろしいもののたとえ。「金は—だ」
み‐き・く【見聞く】
[動カ五(四)]見たり聞いたりする。見聞する。「いろいろ—・くに恐ろしい事件だ」
身(み)の毛(け)を詰(つ)・める
ひどく恐ろしい目にあう。ひどく恐れる。「もはやお手うちになるかとぞんじて—・めてござる」〈虎明狂・二千石〉
む‐えん【夢魘】
恐ろしい夢にうなされること。
むくつけ
[形動ナリ]《形容詞「むくつけし」の語幹から》 1 気味悪いさま。恐ろしいさま。「此の恐ろしき報ひをなんいふは、いと—なり」〈読・雨月・蛇性の婬〉 2 無骨(ぶこつ)であらあらしいさま。「雲駕(...
むくつけ・し
[形ク] 1 無骨(ぶこつ)である。無作法である。無風流である。現代語としては、「むくつけき大男」のように連体形だけが用いられる。「やれやれ—・き痩(やせ)法師の」〈仮・竹斎・上〉 2 気味悪い...
むくむく・し
[形シク]非常に恐ろしい。たいそう気味が悪い。「聞くに、いと—・しくをかし」〈更級〉
むくり‐こくり【蒙古高句麗】
《蒙古来襲(元寇(げんこう))のとき、「蒙古(むくり)・高句麗(こくり)の鬼が来る」と言って恐れ、泣く子を黙らせるのに用いたところから》 1 鬼。また、恐ろしいもののたとえ。「娘を持ったお方は御...
めん‐そう【面相】
《「めんぞう」とも》 1 顔のありさま。顔つき。「恐ろしい—の人」「百—」→御面相 2 「面相筆」の略。
もの‐おそろし・い【物恐ろしい】
[形][文]ものおそろ・し[シク]なんとなく恐ろしい。「—・い吠え声」 [派生]ものおそろしげ[形動]ものおそろしさ[名]