き‐わた【木綿】
1 パンヤの別名。 2 もめんわた。繭(まゆ)から作る真綿(まわた)に対していう。綿花(めんか)。
き‐わり【木割(り)】
1 木、特に薪用の木を割ること。また、その人。まきわり。 2 建築物や和船の設計で、各部の寸法、または寸法の割合。また、それを決める方式。柱の寸法などを基準とした比で表す。
木(き)を見(み)て森(もり)を見(み)ず
小さいことに心を奪われて、全体を見通さないことのたとえ。
け【木】
木(き)。「松の—の並(な)みたる見れば家人(いはびと)の我を見送ると立たりしもころ」〈万・四三七五〉
こ【木】
《「き(木)」の音変化》樹木。多く複合語の形で用いられる。「—陰」「—漏れ日」「—の葉」
こ‐かげ【木陰/木蔭/樹蔭】
樹木の下の、日の光や雨の当たらない所。「—でひと休みする」
木陰(こかげ)に臥(ふ)す者(もの)は枝(えだ)を手折(たお)らず
《「韓詩外伝」二から》恩人に対しては害を加えないのが人情であることのたとえ。
こ‐がく・る【木隠る】
[動ラ下二]木の陰に隠れる。「あしひきの山下水の—・れてたぎつ心を塞(せ)きぞかねつる」〈古今・恋一〉
こ‐がくれ【木隠れ】
重なりあった木の枝葉の陰に隠れてはっきりと見えないこと。「—に海が見える」
こ‐がらし【木枯らし/凩】
1 《木を吹き枯らすものの意》秋の末から冬の初めにかけて吹く強く冷たい風。《季 冬》「海に出て—帰るところなし/誓子」 2 すりこぎをいう近世女性語。 [補説]「凩」は国字。 [補説]作品名別項...