い‐しょく【依嘱】
[名](スル)他人に任せて頼むこと。頼りにすること。「他の何者かに—して初めて充足する生活であるならば」〈倉田・愛と認識との出発〉
い‐しょく【衣食】
[名](スル) 1 衣服と食物。着ることと食べること。 2 暮らしを立てること。生活。「六十円に、月々—するに」〈漱石・虞美人草〉
い‐しょく‐じゅう【衣食住】
1 衣服と食物と住居。生活をしていく基礎。 2 暮らしを立てていくこと。暮らし向き。生計。「—も思うにまかせない」
衣食(いしょく)に奔走(ほんそう)す
生活のために走り回って働く。
いじょう‐きしょう【異常気象】
過去30年ほどの気候と比べて著しく違う気象現象。豪雨・長雨・干魃(かんばつ)のように人間生活に不利になるものをさすことが多い。
い‐せき【遺跡/遺蹟】
1 貝塚・古墳・集落跡など、過去の人類の生活・活動のあと。遺物・遺構のある場所。「登呂—」 2 昔の建物や歴史的事件などのあった場所。旧跡。古跡。 3 先人ののこした領地・官職など。また、その相続人。
い‐ぜん【依然】
[ト・タル][文][形動タリ]もとのままであるさま。前のとおりであるさま。語幹だけで副詞的にも用いる。「—として不景気だ」「旧態—たる生活」「台風は—南方洋上にいすわっている」
い‐そん【依存】
[名](スル)《「いぞん」とも》他に頼って存在、または生活すること。「会の運営を寄付金に—する」「—心」
イタセクスアリス【ヰタ・セクスアリス】
森鴎外の小説。明治42年(1909)発表。幼年期から青年期に至る性欲を自叙形式で描く。発禁となった。 [補説]題名はラテン語vita sexualisで、性生活の意。
いちあくのすな【一握の砂】
石川啄木(いしかわたくぼく)の第1歌集。明治43年(1910)刊。1首3行書きの新形式で、生活感情を平易な言葉で表現した短歌551首をのせる。