くみ‐がしら【組頭/与頭】
1 組と名のつく組織の長。 2 江戸時代、徒組(かちぐみ)・弓組・鉄砲組などの諸組の長。 3 江戸時代、百姓代とともに名主(なぬし)を補佐して村の事務を取り扱った役。長(おさ)百姓。
けい‐ついほう【軽追放】
江戸幕府の刑罰の一。はじめ武士・庶民とも居住国・犯罪国のほか、江戸10里四方・京・大坂・東海道道筋・日光道中へ入ることを禁じられたが、のち、百姓・町人は居住国・犯罪国・江戸10里四方に限られた。...
け‐ほう【家抱】
江戸時代、本百姓に隷属している百姓の呼称の一。地方により名子・譜代・被官などと称した。
こ‐まえ【小前】
[名]江戸時代、田畑や家屋敷は所有するが、特別な家格・権利を持たない本百姓。小作などの下層農民をさす場合もある。小前百姓。 [名・形動ナリ] 1 商売や家業を小規模に営むこと。暮らし向きがつ...
さくを切(き)・る
くわで田畑にうねを作る。また、農作物の根元に土を寄せかける。「畑に出て—・っている百姓の鍬の音もする」〈藤村・千曲川のスケッチ〉
さと‐ぬし【里主】
1 薩摩(さつま)藩支配下の琉球の王国時代にみられた身分制度で、大名・士・百姓の3階級のうち、士の上層部にあったもの。 2 琉球王のそば近くに仕えた若者。さとのし。
さどぎつね【佐渡狐】
狂言。佐渡と越後の百姓が、年貢上納の途中に道連れとなり、佐渡に狐がいるかいないかの口論から帯刀をかけての争いになる。
しょうわ【昭和】
《「書経」尭典の「百姓昭明にして、万邦を協和す」から》昭和天皇の時の年号。1926年12月25日〜1989年1月7日。
しろ‐た【代田】
代(しろ)掻きを終えて、田植えの用意の調った田。《季 夏》「腰たるき百姓歩む—べり/誓子」
じかた‐さんやく【地方三役】
江戸時代、郡代・代官の支配のもとで、村内の民政をつかさどった、名主(なぬし)(庄屋)・組頭・百姓代の総称。村方三役。