かつまた‐の‐いけ【勝間田の池】
奈良市西の京、唐招提寺と薬師寺の近くにあったという池。[歌枕]「—は我知る蓮(はちす)なし然(しか)言ふ君がひげなきごとし」〈万・三八三五〉
桂(かつら)を折(お)・る
《「晋書」郤詵(げきしん)伝から。すぐれた人材を桂の枝にたとえて》官吏登用試験に合格する。→桂林(けいりん)の一枝(いっし)「かざしてもかつたどらるる草の名は—・りし人や知るらむ」〈源・藤裏葉〉
かみ【神】
1 信仰の対象として尊崇・畏怖(いふ)されるもの。人知を超越した絶対的能力をもち、人間に禍福や賞罰を与える存在。キリスト教やイスラム教では、宇宙・万物の創造主であり、唯一にして絶対的存在。「—を...
神(かみ)ならぬ身(み)
神ではない、能力に限りある人間の身。「—の知る由(よし)もなし」
かむ‐おや【神祖】
神としてまつられている先祖。かんおや。「大伴の遠つ—の奥つ城(き)は著(しる)く標(しめ)立て人の知るべく」〈万・四〇九六〉
からこ‐いせき【唐古遺跡】
奈良県磯城(しき)郡田原本町の唐古池を中心とする弥生時代の遺跡。豊富な木製農具の出土によって稲作農耕の存在を実証した。近畿地方弥生土器の変遷を知る上でも重要。
かん‐しゅ【看取】
[名](スル)見てそれと知ること。観取。「相手の言動からその意図を—する」
かん‐しゅ【観取】
[名](スル)見て知ること。看取。「学生、農民、労働者の騒擾(そうじょう)に依りて、乞う其一端を—せられよ」〈木下尚江・火の柱〉
かん‐しょう【観照】
[名](スル) 1 主観をまじえないで物事を冷静に観察して、意味を明らかに知ること。「僕は単に存在するものをそのままの状態で—して」〈島木健作・続生活の探求〉 2 美学で、対象の美を直接的に感じ...
かん‐ち【関知】
[名](スル)あることに関係し、それについて知っていること。あずかり知ること。「私生活にはいっさい—しない」