うつし‐ぞめ【写し染(め)】
布の上に型紙をおき、染料をまぜた糊(のり)を用いて型どおりに文様を染める方法。友禅・小紋などに用いられる。
うろん‐ざ【胡乱座】
禅宗の法会で、僧が上下の席順によらず勝手に着席すること。
うんぞう‐がゆ【温糟粥/紅糟粥】
12月8日の夜、禅寺で作るかゆ。初め味噌と酒かすを入れて煮たが、のちには昆布・串柿(くしがき)・大豆粉などを入れるようになったという。臘八粥(ろうはちがゆ)。温糟。
うん‐どう【雲堂】
禅宗の寺で、雲水たちが学ぶための堂。僧堂。
うん‐のう【雲衲】
衲衣(のうえ)を着けて修行に励む禅僧。雲水。
うん‐ぱん【雲版】
1 禅宗寺院で、時報の合図などとして打ち鳴らす雲形の板。青銅または鉄板製。鐘板(しょうばん)。打板(ちょうばん)。 2 色紙や絵などを入れる、丸形または方形の額。
えいかん‐どう【永観堂】
京都市左京区にある禅林寺の別称。
えいへいしんぎ【永平清規】
鎌倉時代の仏教書。2巻。道元著。禅寺での規則やその意義を教示。典座(てんぞ)教訓・弁道法・赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)(食事作法)など6編からなる。永平道元禅師清規。永平大清規。
えいへい‐じ【永平寺】
福井県吉田郡永平寺町にある曹洞(そうとう)宗の大本山。山号は吉祥山。開創は寛元2年(1244)、開山は道元、開基は波多野義重。初め大仏寺と称したが、寛元4年永平寺と改めた。道元筆の「普勧坐禅儀」...
えいほう‐じ【永保寺】
岐阜県多治見市にある臨済宗南禅寺派の寺。山号は虎渓山。開創は正和2年(1313)、開山は夢窓疎石(むそうそせき)、開基は土岐頼氏。夢窓作の庭園は国指定名勝。観音堂・開山堂は国宝。