いんいつ‐か【隠逸花】
《周敦頤(しゅうとんい)「愛蓮説」から》菊のこと。
いん‐か【印花】
陶磁の装飾法の一。器の表面に型押しで文様をつける方法。また、その文様。
うけ‐ばな【請花】
塔の九輪(くりん)や宝珠(ほうじゅ)などの下についている花形の飾り。多く八葉(はちよう)の蓮華(れんげ)で上を向いている。
うけらがはな【うけらが花】
江戸後期の歌文集。7巻。加藤千蔭(かとうちかげ)著。享和2年(1802)刊。自撰の歌を四季・恋などに分類、26編の文章を併せて収録。文化5年(1808)「うけらが花二編」刊。
うこん‐ばな【鬱金花】
ダンコウバイの別名。
うつし‐ばな【移し花】
ツユクサの花の汁を紙に移して染み込ませたもの。染料として用いた。青花(あおばな)。
う‐の‐はな【卯の花】
1 ウツギの白い花。また、ウツギの別名。うつぎのはな。《季 夏》「—のこぼるる蕗の広葉かな/蕪村」 2 豆腐のしぼりかす。おから。きらず。 3 「卯の花襲(がさね)」の略。
うめ‐の‐はな【梅の花】
1 梅の木に咲く花。ばいか。 2 双六(すごろく)で、さいの目の五。また、双六。「女房の留守に亭主は—」〈川柳評万句合〉 3 練り香の名。
うもれきのはな【埋木廼花】
高崎正風の歌集。明治9年(1876)、上下2巻で刊行。
えい‐が【栄華/栄花】
1 権力や財力によって世に時めき、栄えること。また、ぜいたくをすること。「—を極める」「栄耀—」 2 「清華家(せいがけ)」に同じ。「兼雅卿は—の人なり」〈平家・二〉