しそうとしてのとうきょう【思想としての東京】
磯田光一の評論。昭和53年(1978)刊。副題「近代文学史論ノート」。明治維新後の東京における地方性崩壊の過程に近代日本文学史を重ねて論じた都市文学論。第29回芸術選奨文部大臣賞受賞。
して‐して
[接]接続詞「して」を重ねて意味を強めた語。そうして。「—竹生島の様体(やうだい)語って聞かせい」〈虎明狂・ぬらぬら〉
しどけ‐な・い
[形][文]しどけな・し[ク] 1 服装や髪が乱れていて、だらしがない。むぞうさで、しまりがない。「—・い寝巻姿」 2 うちとけた感じで、つくろわない。乱雑であるが、親しみを覚えて好ましい。「今...
しまい‐どう【四枚胴】
革または鉄板4枚を厚く重ねてじょうぶに作った鎧(よろい)の胴。
しゃくとう‐え【積塔会】
陰暦2月16日に、検校(けんぎょう)・勾当(こうとう)・座頭などの盲人が、京都高倉綾小路の清聚庵(せいじゅあん)に集まり、盲人の守り神である雨夜尊(あまよのみこと)を祭って酒宴を催し、平曲を語っ...
しゅぎ‐はん【衆議判】
1 歌合わせで、歌の優劣を判者に任せず、左右の方人(かたうど)が論議し合って決めること。 2 合議で優劣・採否などを決めること。「女郎の物好き、重ねて—にて極むべし」〈浮・敗毒散・三〉
しゅく‐あく【宿悪】
1 過去に犯した悪事。また、以前から重ねてきた悪事。旧悪。 2 仏語。前世で犯した悪事。⇔宿善。
しらが‐こぶ【白髪昆布】
とろろ昆布の一。昆布の中心の白い部分を厚く重ねて圧縮し、側面を白髪状に細く削った昆布。しらがこんぶ。
しら‐がさね【白重ね/白襲】
1 白地の薄物で仕立てられた半臂(はんぴ)・下襲に白の帷子(かたびら)や単(ひとえ)を重ねて着ること。しろがさね。《季 夏》 2 襲(かさね)の色目の名。表裏とも白。また、表裏とも白い下襲(した...
しろ【代】
1 代わりをするもの。代用。「霊(たま)—」「丹がついたり、金銀の箔がついたりした木を、道ばたにつみ重ねて、薪の—に売っていた」〈芥川・羅生門〉 2 ある物の代わりとして出される品や金銭。「飲み...