出典:青空文庫
・・・輝きつつも、何となく旅情を催させて、故郷なれば可懐しさも身に沁み・・・ 泉鏡花「夫人利生記」
・・・境は山間の旅情を解した。「料理番さん、晩の御馳走に、その鯉を切る・・・ 泉鏡花「眉かくしの霊」
・・・んか、万里異境にある旅情のさびしさは君にはわからぬ」などいうだろ・・・ 伊藤左千夫「去年」
出典:gooニュース
出発駅で感じる「旅情」の高まり! 旅の醍醐味は計画段階から始まるものだ
このように、旅情は必ずしも旅の途中で感じるものではない。むしろ、過去の旅を振り返ったり、これから向かう場所を思い描いたりすることで、十分に旅情を味わうことができる。 実際、旅を計画し、予定を立てた時点で期待が膨らみ、出発の日に駅や空港でキャリーケースを転がしながら向かう瞬間こそが、旅の醍醐味であり、最も旅情を感じる時かもしれない。
2週間の欧州滞在から見えた新たな旅情、移住体験者が語る「距離」が紡ぐ物語とは
旅行中はいろいろなものに旅情を感じていたと思っていたけれど、実際に自分の心に旅情を与えていたものだけが心に残った。そのことを思い返して出た結論は、旅情の本質とは「本来喜びや安心を感じさせるものに反応できるよう、自分の心をリセットすることではないか」ということだ。だからこそ、旅情の感じ方は人それぞれ異なるのだ。
旅情感あふれる現地レポート3選
①宮城県にある猫好きの楽園「田代島」。行くのは大変だけど着いた瞬間から猫・猫・猫まみれ……!
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