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1 物と物との相違。区別。
「やっと人間の顔色の—がつくほどの光が」〈徳永・太陽のない街〉
2 道徳や規範によって行動・態度に示す区別。節度ある態度。「公私の—をつける」「親子の間にも—が必要だ」
3 連続する物事などの境目。区切れ。「季節の—」
4 へだて。くぎり。しきり。
「こなたかなた御几帳ばかりを—にて」〈源・若菜下〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)
けじめを食う
他人より低い待遇を受ける。卑しめられる。ばかにされる。「汝等 (うぬら) に—・ふ様な、そんな二才ぢゃあねえぞ」〈伎・三人吉三〉
出典:青空文庫
・・・れか陸、いずれか水のけじめさえつかず、小舟は西のほうをさして進むの・・・ 国木田独歩「少年の悲哀」
・・・制度である士農工商のけじめを脱したものではなかった。「士分の子弟」・・・ 宮本百合子「新しいアカデミアを」
・・・その半面にもっているけじめなのだと思う。 日本の今日の実・・・ 宮本百合子「異性の友情」
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