さん‐だん【三段】
1 三つの段・段階。また、第3の段・段階。 2 歌舞伎の大道具の一。高足の二重舞台に設置する三段の階段。これに赤毛氈(もうせん)をかけ、幕切れに舞台前に押し出し、役者がこの上で見得を切るのに用いる。
さんだん‐かざり【三段飾り】
上段に内裏雛、中段に三人官女、下段に道具類を飾った雛飾り。
さんだん‐がまえ【三段構え】
支障の起こった場合を想定して、三段階の対策をたてて備えること。
さんだん‐きょう【三段峡】
広島県北西部、柴木(しわき)川の峡谷。三段の滝など、滝が多い。紅葉の名所。
さんだん‐ぎれ【三段切れ】
連歌・俳諧で、1句が五・七・五のそれぞれの末で三段に切れる発句(ほっく)。のちには、各句が物の名で切れるものをいう。三名(みな)切れ。
さんだん‐とび【三段跳び】
陸上競技の跳躍種目の一。助走から踏切板で第1歩を跳び(ホップ)、踏み切ったのと同じ足で第2歩を跳び(ステップ)、反対の足で第3歩を跳んで(ジャンプ)、最後は両足で着地して跳んだ距離を競う。トリプ...
さんだん‐ぬき【三段抜き】
新聞の紙面で、記事を大きく扱うために、三段分を使って見出しを組むこと。
さんだん‐ばら【三段腹】
肥満して、段がつくような形で突き出た腹。段腹。
さんだん‐め【三段目】
1 浄瑠璃の3番目の段。五段からなる1曲を通じて最も重要な部分とされる。 2 《番付の三段目に書かれることから》相撲で、幕下の次位、序二段の上位。
さんだん‐ろんぽう【三段論法】
論理学で、大前提・小前提および結論からなる間接推理による推論式。例えば、「人間は死ぬ」(大前提)、「ソクラテスは人間である」(小前提)、故に「ソクラテスは死ぬ」(結論)の類。