あり‐どおし【蟻通/虎刺】
アカネ科の常緑小低木。山地の樹陰に生え、高さ30〜60センチ。細い枝が変化した1〜2センチの針が多数ある。初夏、白い漏斗(ろうと)状の花をつける。実は丸く、赤く熟す。 [補説]曲名別項。→蟻通
いが‐ほおずき【毬酸漿】
ナス科の多年草。山地の樹陰に生え、高さ約60センチ。葉は卵円形で、互生。夏から秋、葉の付け根に淡黄白色の釣鐘形の花を開く。実はとげのある萼(がく)に包まれる。
いちやく‐そう【一薬草】
ツツジ科の常緑多年草。山野の樹陰に生え、高さ約20センチ。葉は根際につき、長い柄をもち、円形または広楕円形で厚く、裏面は紫色を帯びる。初夏、茎の上部に、梅に似た白い5弁花を開く。葉の液汁は止血・...
いん【陰】
[常用漢字] [音]イン(漢) オン(呉) [訓]かげ かげる 〈イン〉 1 光の当たらない所。かげ。「陰影/樹陰・清陰・緑陰」 2 山の北側。「山陰」 3 移りゆく日かげ。時間。「光陰・寸陰...
うすば‐さいしん【薄葉細辛】
ウマノスズクサ科の多年草。樹陰に生え、根茎から長い柄のある心臓形の葉を2枚出す。3〜5月、まだ葉が開ききらないうちに、淡紫色の花をつける。根や根茎は漢方で細辛といい薬用。
うば‐ゆり【姥百合】
ユリ科の多年草。常緑樹林の樹陰に生え、高さ約1メートル。葉は茎の中ほどにつき、楕円形で先がとがる。夏、緑白色の筒状の花が横向きに咲く。
き‐の‐こ【茸/蕈/菌】
《「木の子」の意》菌類のうち、顕著な子実体(しじつたい)を形成するもの。大部分は担子菌類に、一部は子嚢(しのう)菌類に属する。ふつう傘状をなし、山野の樹陰や朽ち木などに生じる。食用となるマツタケ...
はぐろ‐そう【葉黒草】
キツネノマゴ科の多年草。山地の樹陰に生え、高さ20〜40センチ。葉は暗緑色で長楕円形。夏、紅紫色の唇形の花を開く。
ふしぐろ‐せんのう【節黒仙翁】
ナデシコ科の多年草。山地の樹陰に生え、高さ50〜70センチ。茎の節は紫黒色で太く、卵形の葉が対生してつく。夏、朱赤色の5弁花を開く。逢坂草(おうさかそう)。
やぶ‐か【藪蚊/豹脚蚊】
双翅(そうし)目カ科ヤブカ属の昆虫の総称。樹陰にすみ、体は黒茶色で白い縞がある。日中活動し、人の血を吸う。デング熱などを媒介するものもある。ヒトスジシマカ・トウゴウヤブカなど。しまか。《季 夏》...