[動ラ下一][文]しを・る[ラ下二]
  1. 草木が生気を失って、ぐったりする。「花が—・れる」

  1. 気落ちして、しょんぼりする。元気がなくなる。「試験失敗して—・れている」

[用法]しおれる・[用法]しなびる——「葉がしおれる(しなびる)」のように、生気を失うの意では、相通じて用いられる。◇「しおれる」は草や花の水分が減ってぐったりする意のほか、人ががっかりして元気がなくなるの意があるが、条件が整えばまた生気をとりもどす場合に多く用いる。「先生にしかられてしおれていた子が、もう笑っている」◇「しなびる」は水分が減って衰えたり、しわが寄ったりする意で、ほとんど元の状態にもどらない場合に用いられる。「冷蔵庫のきゅうりがしなびる」「しなびた手」◇類似の語「しぼむ」は、はりつめていたものが衰えて小さくなるさまが急速であることに重点がある。「風船がしぼむ」「夢がしぼむ」などと用いる。

出典:青空文庫

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