いけだ‐みつまさ【池田光政】
[1609〜1682]備前岡山藩主。輝政の孫。藩政改革に熊沢蕃山(くまざわばんざん)を登用。閑谷黌(しずたにこう)を創建。儒教を重んじ、新田開発・殖産興業に努めた。
いけだ‐ようそん【池田遥邨】
[1895〜1988]日本画家。岡山の生まれ。本名、昇一。滋味と飄逸(ひょういつ)味のある画風で知られる。文化勲章受章。
いけ‐どの【池殿】
京都の六波羅にあった平頼盛(たいらのよりもり)の邸宅。 平頼盛、また、頼盛の母の池禅尼(いけのぜんに)の通称。
いけなみ‐しょうたろう【池波正太郎】
[1923〜1990]小説家・劇作家。東京の生まれ。新国劇の戯曲を執筆した後、長谷川伸に師事。庶民的な作風と会話文のテクニックを生かした時代物で人気を集める。「錯乱」で直木賞受賞。他に「鬼平犯科...
いけにし‐ごんすい【池西言水】
[1650〜1722]江戸中期の俳人。奈良の人。本名は則好。松江重頼(まつえしげより)の門人。自撰句集に「初心もと柏」がある。「木枯(こがらし)の果(はて)はありけり海の音」の句によって、世に「...
いけ‐の‐あま【池尼】
⇒池禅尼(いけのぜんに)
いけの‐せいいちろう【池野成一郎】
[1866〜1943]植物学者。東京の生まれ。植物分類学・遺伝学に業績をあげ、ソテツの精子を発見した。「植物系統学」「実験遺伝学」をローマ字で著した。
いけ‐の‐ぜんに【池禅尼】
平安末期の人。平忠盛(たいらのただもり)の後妻で、清盛(きよもり)の継母。頼盛(よりもり)の実母。六波羅の池殿に住んだ。平治の乱で捕らえられた源頼朝を助命。生没年未詳。池尼(いけのあま)。
いけ‐の‐たいが【池大雅】
[1723〜1776]江戸中期の南画家。京都の人。名は勤(きん)、別号に霞樵(かしょう)など。柳沢淇園(やなぎさわきえん)・祇園南海と交わり、清人の伊孚九(いふきゅう)の画法を学ぶ。日本南画の大...
いけ‐の‐だいなごん【池大納言】
平頼盛の通称。