いしだ‐みとく【石田未得】
[1587〜1669]江戸前期の俳人・狂歌師。江戸の人。号、乾堂。松永貞徳の門人で、半井卜養(なからいぼくよう)とともに江戸二大狂歌師といわれた。著「吾吟我集(ごぎんわがしゅう)」。
イシドルス【Isidorus Hispalensis】
[560ころ〜636]スペイン、セビリアの大司教。カルタヘナの生まれ。西方教会最後の教父といわれる。神学・歴史・文学・科学に通じ、学芸を指導。スペインのキリスト教化にも大いに貢献。著「語源論」は...
いしむら‐けんぎょう【石村検校】
[?〜1642]琵琶法師出身の三味線演奏家。京都の人。三味線組歌本手組の作曲者といわれている。
イソップ【Æsop/Aesop】
「イソップ物語」の作者とされる前6世紀ごろのギリシャ人。解放奴隷ともいわれるが、生涯についてはほとんど不明。アイソポスの英語名。
いそのかみ‐の‐やかつぐ【石上宅嗣】
[729〜781]奈良後期の廷臣。大納言。万葉集に和歌、唐大和上東征伝・経国集に詩がのっている。私宅に多数の漢籍を置いて亭(うんてい)と称し、好学の人たちに開放したのが、日本の図書館の最初とい...
いちかわ‐だんじゅうろう【市川団十郎】
歌舞伎俳優。屋号、成田屋。江戸歌舞伎を代表する名門で、荒事(あらごと)の宗家。 (初世)[1660〜1704]一説では14歳で荒事を創始したといわれ、三升屋兵庫の名で脚本も書いた。俳優生島半六...
いっきゅう‐そうじゅん【一休宗純】
[1394〜1481]室町中期の臨済宗の僧。京都の人。後小松天皇の落胤(らくいん)といわれる。号、狂雲子・夢閨。華叟宗曇(かそうそうどん)に学び、大徳寺の住持となる。禅宗の革新に尽力。詩・狂歌・...
いとう‐いっとうさい【伊藤一刀斎】
近世初期の剣客。生国は伊豆のほか諸説がある。名は景久。鐘巻自斎に師事し、のちに一刀流剣法を創始したといわれる。生没年未詳。
いとう‐じんさい【伊藤仁斎】
[1627〜1705]江戸前期の儒学者。京都の人。名は維楨(これえだ)。古義学派の祖。初め朱子学を学ぶ。京都堀川に開いた古義堂は、門弟三千余人を有したといわれる。著「論語古義」「孟子古義」「童子...
いとう‐マンショ【伊東満所】
[1569ころ〜1612]《マンショ(Mancio)は洗礼名》天正遣欧使節の正使の一人。大友宗麟(おおともそうりん)の姪の孫といわれるが確かではない。帰国後、イエズス会に入り、のち司祭。