おおえ‐の‐まさひら【大江匡衡】
[952〜1012]平安中期の学者・歌人。文章博士(もんじょうはかせ)となり、一条天皇の侍読(じとう)として仕えた。妻は赤染衛門(あかぞめえもん)。歌集に「大江匡衡朝臣集」、詩集に「江吏部集(ご...
おおえ‐の‐まさふさ【大江匡房】
[1041〜1111]平安後期の学者・歌人。匡衡(まさひら)の曽孫。博学で有職故実に詳しく、後三条・白河・堀河天皇の侍読(じとう)をつとめた。著「江家次第(ごうけしだい)」、日記「江記」、説話集...
おおえまる【大江丸】
[1722〜1805]江戸後期の俳人。大坂の人。本名、安井政胤(やすいまさたね)。飛脚問屋を営む。大島蓼太(おおしまりょうた)に師事し、市井の人事句を得意とした。句文集に「俳懺悔」「俳諧袋」など...
おおおか‐あきら【大岡玲】
[1958〜 ]小説家。東京の生まれ。大岡信(まこと)の長男。「表層生活」で芥川賞受賞。他に「緑なす眠りの丘を」「黄昏のストーム・シーディング」「森の人」など。翻訳も多く手がける。
おおおか‐しょうへい【大岡昇平】
[1909〜1988]小説家。東京の生まれ。戦争体験をもとにした「俘虜記(ふりょき)」で作家として出発。精細な心理描写と知的な作品構成で知られる。他に「武蔵野夫人」「野火」「レイテ戦記」など。
おおおか‐ただすけ【大岡忠相】
[1677〜1752]江戸中期の幕臣。8代将軍徳川吉宗に認められ、江戸町奉行となる。公正な判断を下す名奉行として有名。越前守(えちぜんのかみ)と称した。のち寺社奉行・奏者番。三河1万石の大名。→...
おおおか‐まこと【大岡信】
[1931〜2017]詩人・評論家。静岡の生まれ。長男は芥川賞作家の大岡玲(あきら)。詩集「記憶と現在」「故郷の水へのメッセージ」、評論「紀貫之」「詩人・菅原道真」、随筆「折々のうた」など。平成...
おおかわ‐しゅうめい【大川周明】
[1886〜1957]国家主義者。山形の生まれ。猶存社・行地社・神武会を結成。軍部と接近し、三月事件や五・一五事件に関係。第二次大戦後、A級戦犯として逮捕されたが、精神異常を理由に免訴。著「近世...
おおが‐いちろう【大賀一郎】
[1883〜1965]植物学者。岡山の生まれ。昭和26年(1951)、千葉市花見川区の検見川(けみがわ)遺跡から約2000年前のハスの実を発掘し、発芽・開花させることに成功した。→大賀蓮
おおが‐のりお【大賀典雄】
[1930〜2011]実業家・音楽家。静岡の生まれ。ベルリン国立芸術大学を卒業後、東京通信工業(現ソニー)に入社。コンパクトディスクの開発などにたずさわり、社長、会長、取締役会議長、名誉会長を歴...