やまおか‐てっしゅう【山岡鉄舟】
[1836〜1888]江戸末期から明治の剣術家・政治家。江戸の人。通称、鉄太郎。旧幕臣で無刀流剣術の流祖。戊辰(ぼしん)戦争の際、勝海舟の使者として西郷隆盛を説き、西郷・勝の会談を実現させて江戸...
やまかわ‐きくえ【山川菊栄】
[1890〜1980]評論家・婦人運動家。東京の生まれ。山川均と結婚。伊藤野枝らと赤瀾会(せきらんかい)を結成、社会主義の立場から婦人解放運動に活躍。第二次大戦後、初代の労働省婦人少年局局長。
やまざき‐あんさい【山崎闇斎】
[1619〜1682]江戸前期の儒学者・神道家。京都の人。名は嘉。別号、垂加(しでます)。禅僧となったが朱子学を学んで還俗し、江戸・京都で教授、門下6000人といわれた。のち、吉川惟足(きっかわ...
やまだ‐こうさく【山田耕筰】
[1886〜1965]作曲家。東京の生まれ。ドイツに留学し、作曲法を学ぶ。日本で初めて交響楽団を組織し、交響楽・オペラの興隆に尽力。また、日本語の特徴を生かした多くの歌曲を作曲した。文化勲章受章...
やまなか‐しんや【山中伸弥】
[1962〜 ]医学者。大阪の生まれ。整形外科の臨床研修医を経て研究者に転身。米国留学時にES細胞を研究し、帰国後の平成18年(2006)マウスの皮膚細胞からiPS細胞を作製することに成功。平成...
やまむら‐ぼちょう【山村暮鳥】
[1884〜1924]詩人。群馬の生まれ。本名、土田八九十(つちだはくじゅう)。初期の前衛的な詩風から、晩年は平易な表現の人道主義的作風に至った。詩集「三人の処女」「聖三稜玻璃(せいさんりょうは...
やまもと‐いそろく【山本五十六】
[1884〜1943]軍人。海軍大将・元帥。新潟の生まれ。海軍要職を歴任。昭和14年(1939)連合艦隊司令長官となり、太平洋戦争で真珠湾攻撃・ミッドウェー海戦などを指揮し、ソロモン諸島上空で...
やまもと‐けんきち【山本健吉】
[1907〜1988]評論家。長崎の生まれ。本名、石橋貞吉。古典から現代に至る日本文学を追究、独自の批評世界を開拓。文化勲章受章。著「私小説作家論」「古典と現代文学」「芭蕉」「詩の自覚の歴史」など。
やまもと‐さくべえ【山本作兵衛】
[1892〜1984]炭鉱労働者・炭鉱記録画家。福岡の生まれ。7歳ごろから筑豊炭田で働く。60歳過ぎより、明治末から昭和30年代の閉山に至るまでの炭鉱の様子を描き始める。平成23年(2011)、...
やまもと‐せんじ【山本宣治】
[1889〜1929]生物学者・政治家。京都の生まれ。東大卒。サンガー夫人来日を機に産児制限運動に従事、以後、社会主義運動に近づき、第1回普通選挙で労働農民党から出馬し、当選。治安維持法の改悪に...