みずかみ‐つとむ【水上勉】
[1919〜2004]小説家。福井の生まれ。幅広い題材と、弱者に向けられた温かいまなざしで数多くの作品を執筆し、昭和を代表する人気作家となった。人物評伝でも実力を発揮し、映像化された作品も多い。...
みずしま‐さんいちろう【水島三一郎】
[1899〜1983]化学者。東京の生まれ。東大教授。デバイの双極子理論を実験によって立証。さらに双極子モーメントなどを研究し、分子内回転を中心とする構造化学を確立。文化勲章受章。
みた‐まさひろ【三田誠広】
[1948〜 ]小説家。大阪の生まれ。編集者、フリーライターを経て文筆活動に入る。「僕って何」で芥川賞受賞。他に「いちご同盟」「地に火を放つ者」「恋する家族」など。評論・随筆も多い。
みつおか‐あきら【光岡明】
[1932〜2004]小説家。熊本の生まれ。新聞社に勤務するかたわら執筆活動を行う。ルポルタージュを思わせる手法で、戦時中の人間心理や日常生活に潜むあやうさを描いて評価された。「機雷」で直木賞受...
みつざき‐けんぎょう【光崎検校】
[?〜1853ころ]江戸後期の地歌・箏曲(そうきょく)家。京都の人。箏曲の復興運動の先駆者。三味線とは合奏せず、箏だけで合奏・独奏する形式を発展させた。「五段砧」「秋風の曲」などを作曲。
みなかみ‐たきたろう【水上滝太郎】
[1887〜1940]小説家・評論家。東京の生まれ。本名、阿部章蔵。父の創立した生命保険会社に勤務するかたわら、「三田文学」などに作品を発表。小説「大阪」「大阪の宿」、評論・随筆集「貝殻追放」など。
みなもと‐の‐しげゆき【源重之】
[?〜1000ころ]平安中期の歌人。三十六歌仙の一人。清和天皇の皇子貞元親王の孫。相模権守(さがみのごんのかみ)。旅の歌を得意とし、また冷泉天皇の東宮時代に奉った百首は、現存する最古の百首歌とし...
みやはら‐きよし【宮原清】
[1882〜1963]実業家。長野の生まれ。慶大野球部の主将を経て、関西の実業界で活躍するかたわら全国選抜中等学校野球大会の選考委員長を務めた。昭和24年(1949)日本社会人野球協会(日本野球...
みやべ‐ていぞう【宮部鼎蔵】
[1820〜1864]幕末の尊攘派志士。肥後の人。吉田松陰の東北遊行に同行。京都にて討幕運動に活躍するが、池田屋で新撰組に襲われて自刃。
ミュシャ【Alfons Mucha】
[1860〜1939]チェコスロバキアの画家。女優サラ=ベルナールのポスターを手がけたことで名声を得る。女性に花や流線を組み合わせた華麗なデザインで、アールヌーボーを代表する人物となった。チェコ...