はまべ‐の‐くろひと【浜辺黒人】
[1717〜1790]江戸中期の狂歌師。江戸の人。本名、斯波孟雅(しばたけまさ)。通称、三河屋半兵衛。書籍商で、狂歌集「初笑不琢玉(はつわらいみがかぬたま)」を発刊。入れ花の制度を創始したといわれる。
びだつ‐てんのう【敏達天皇】
[?〜585]記紀で、第30代の天皇。欽明天皇の第2皇子。名は渟中倉太珠敷(ぬなくらのふとたましき)。治世中、仏教受容をめぐって蘇我氏と物部氏が対立を深めたという。訳語田(おさだ)天皇。
ブラマンテ【Donato Bramante】
[1444〜1514]イタリアの建築家・画家。ルネサンス建築様式の完成者といわれ、サンタマリアデッレグラツィエ教会の改築や、サンピエトロ大聖堂の改築計画などにたずさわった。
ブルネレスキ【Filippo Brunelleschi】
[1377〜1446]イタリアの建築家・彫刻家。ルネサンス建築の創始者の一人で、フィレンツェのサンタマリアデルフィオーレ大聖堂のドームなど、革新的作品を残した。
べん‐か【卞和】
中国、春秋時代の楚(そ)の人。山中で得た宝玉の原石を楚の厲王(れいおう)に献じたが信じてもらえず左足を切られ、次の武王のときにも献じたが、ただの石だとして右足を切られた。文王が位につき、これを磨...
ほしの‐たつこ【星野立子】
[1903〜1984]俳人。東京の生まれ。高浜虚子の次女。虚子に師事し、俳誌「玉藻(たまも)」を主宰。「ホトトギス」同人。著「立子句集」「笹目」など。
みうら‐けんや【三浦乾也】
[1821〜1889]江戸末期から明治初期の陶工。江戸の人。号、天禄堂。乾也焼を創始。また、破笠(はりつ)細工にもすぐれ、その手法を応用したかんざし・笄(こうがい)などの珠(たま)は乾也玉とよば...
よねざわ‐ひこはち【米沢彦八】
落語家。 (初世)[?〜1714]上方落語の祖。大坂の生玉(いくたま)神社境内で興行した仕方物真似で人気を博す。著作に「軽口御前男」「軽口大矢数」など。
(2世) 京都の落語家。祇園境内など...
りゅう‐そうげん【柳宗元】
[773〜819]中国、中唐期の文人。河東(山西省)の人。字(あざな)は子厚。唐宋八家の一人。礼部員外郎となったが失脚、柳州に左遷されたまま死亡。韓愈(かんゆ)とともに古文復興を唱え、田園詩に優...
りん‐しょうじょ【藺相如】
中国、戦国時代の趙の政治家。恵文王に仕え、和氏(かし)の璧(たま)を城15と交換するために秦に使したが、秦の昭王の策謀を見抜き、璧を全うして持ち帰ったという「完璧(かんぺき)」の故事、および将軍...