べい‐ふつ【米芾】
[1051〜1107]中国、北宋の書家・画家。襄陽(じょうよう)(湖北省)の人。字(あざな)は元章(げんしょう)。号、鹿門居士(ろくもんこじ)など。息子の米友仁に対し、大米という。書は王羲之(お...
べい‐ゆうじん【米友仁】
[1072〜1151]中国、北宋末・南宋初の画家・書家。襄陽(じょうよう)(湖北省)の人。字(あざな)は元暉(げんき)。号、懶拙道人(らんせつどうじん)など。父米芾(べいふつ)を大米というのに対...
ペソア【Fernando Pessoa】
[1888〜1935]ポルトガルの詩人・評論家。本名のほか、アルベルト=カエイロ、リカルド=レイス、アルバロ=デ=カンポスという三つの筆名をもち、それぞれ異なる作風の詩を発表した。
ペテロ【Petros】
[?〜64ころ]イエス=キリストの十二使徒中の第一人者。本名、シモン(Simon)。ガリラヤの漁師であったがイエスの弟子となり、特に信頼されてペテロ(岩、すなわち教会の礎石の意)とよばれ、天国の...
ペラギウス【Pelagius】
[354〜420ころ]イギリスの修道士・神学者。自由意志という人間の能力を強調し、原罪を否定。アウグスティヌスらの批判を受けて、416年に異端とされた。著「パウロ書簡注解」。
ほう‐じ【褒姒】
中国、周の幽王の后。褒の国の人が献じたところからの名。幽王はなかなか笑わない后を笑わせるために平時にたびたび烽火(のろし)を上げて諸侯を参集させた。のちに、申侯が犬戎(けんじゅう)とともに周を攻...
ほてい【布袋】
[?〜916]中国、唐末の禅僧。名は契此(かいし)。半裸で太鼓腹を出し、日用品を入れた袋と杖(つえ)を持ち、市中を歩いて吉凶や天気を占ったという。弥勒(みろく)の化身ともいわれ、日本では七福神の...
ほんじょ‐たすく【本庶佑】
[1942〜 ]医学者。京都の生まれ。専門は分子免疫学。免疫系が多様な抗原を認識し効率的に排除するために重要な、抗体のクラススイッチと体細胞高頻度突然変異の仕組みを解明。これらに関与する酵素AI...
まつした‐ぜんに【松下禅尼】
北条時氏の妻。経時・時頼らの母。安達景盛の娘。手ずから障子の切り張りをして、子の時頼に質素倹約の手本を示したという徒然草にみえる逸事で有名。生没年未詳。
まつもと‐せいちょう【松本清張】
[1909〜1992]小説家。福岡の生まれ。本名、清張(きよはる)。犯罪の動機を重視し、背後にある現代社会の仕組みを描き出した推理小説「点と線」「ゼロの焦点」などで、社会派推理小説という新分野を...