みやもと‐ゆりこ【宮本百合子】
[1899〜1951]小説家。東京の生まれ。本名、ユリ。旧姓、中条。17歳で「貧しき人々の群」を発表して注目され、のち、日本プロレタリア作家同盟に参加。再三検挙されながら抵抗の小説・評論を書き続...
ミュッセ【Alfred de Musset】
[1810〜1857]フランスの詩人・小説家・劇作家。感受性豊かなロマン派の叙情詩人で、女流作家ジョルジュ=サンドとの恋愛は有名。詩集「スペインとイタリアの物語」、小説「世紀児の告白」、戯曲「戯...
ミュラー【Johannes Peter Müller】
[1801〜1858]ドイツの生理・解剖学者。血液成分、分泌腺の働き、腫瘍(しゅよう)の構造、生殖器官の発生など、広い分野の研究で、多くの業績がある。著「人体生理学便覧」。
ミュルダール【Karl Gunnar Myrdal】
[1898〜1987]スウェーデンの経済学者。貨幣および経済変動理論の分野で先駆的業績をあげ、また経済的、社会的、制度的諸現象の相互依存関係の分析を行った。1974年ノーベル経済学賞受賞。著「経...
ミュロン【Myrōn】
古代ギリシャの彫刻家。前5世紀に活躍。激しい運動の一瞬をとらえた「円盤投げ」などの作品で知られる。生没年未詳。ミロン。
みょうえ【明恵】
[1173〜1232]鎌倉初期の僧。華厳宗中興の功労者。紀伊の人。諱(いみな)は高弁。栂尾(とがのお)山に高山寺を開き、華厳宗興隆の道場とした。また、宋から栄西が将来した茶の栽培でも知られる。著...
みょうえん【明円】
[?〜1199]平安末期・鎌倉初期の円派の仏師。慶派の台頭した時期にあって、円派の伝統的な彫刻様式を伝えた。大覚寺の五大明王像などの作品がある。めいえん。
みょうがく【明覚】
[1056〜?]平安後期の天台宗の僧。加賀の温泉寺に住し、悉曇(しったん)学・国語音韻などの研究にすぐれた業績を残した。著「悉曇大底」「梵字形音義(ぼんじぎょうおんぎ)」「悉曇要訣(しったんよう...
みょうくう【明空】
鎌倉後期の早歌(そうか)(宴曲)の作詞・作曲者。「宴曲集」「拾菓集」などの撰者。天台宗の僧ともいう。生没年未詳。みょうぐう。めいくう。
みょうちん【明珍】
室町時代より続いた甲冑師(かっちゅうし)の家名。明珍派とよばれ、関東で活躍したが、江戸時代には全国に分布、鐔(つば)・馬具なども製作した。