しばた‐れんざぶろう【柴田錬三郎】
[1917〜1978]小説家。岡山の生まれ。本姓、斎藤。スピード感あふれる文体で、自由な発想の時代小説を数多く執筆。剣豪小説で絶大な人気を集めた。「イエスの裔(すえ)」で直木賞受賞。他に「眠狂四...
しば‐りょうたろう【司馬遼太郎】
[1923〜1996]小説家。大阪の生まれ。本名、福田定一(ていいち)。戦国時代や幕末などの変革期に題材をとった歴史小説を数多く執筆。広い読者層を得て、昭和を代表する人気作家となった。「梟(ふく...
しぶかわ‐げんじ【渋川玄耳】
[1872〜1926]ジャーナリスト。佐賀の生まれ。本名、柳次郎。筆名、藪野椋十(やぶのむくじゅう)。新聞記者として活躍。著「藪野椋十東京見物」など。
しぶさわ‐えいいち【渋沢栄一】
[1840〜1931]実業家。埼玉の生まれ。一橋家に仕えて幕臣となり、パリ万国博覧会幕府使節団に加わって渡欧。維新後、大蔵省官吏を経て第一国立銀行を設立。各種の会社の設立に参画し、実業界の指導的...
しぶさわ‐けいぞう【渋沢敬三】
[1896〜1963]実業家。東京の生まれ。栄一の孫。日本銀行総裁を経て、敗戦後、幣原(しではら)内閣の蔵相に就任。民俗学・生物学の学者としても知られ、常民文化研究所を主宰、多くの研究者を援助した。
しぶさわ‐たつひこ【渋沢竜彦】
[1928〜1987]仏文学者・小説家・評論家。東京の生まれ。本名、竜雄。サドやコクトーなどフランス文学の翻訳、研究のほか、評論・小説などに活躍。「唐草物語」で泉鏡花文学賞、「高丘親王航海記」で...
しぶや‐てんがい【渋谷天外】
[1906〜1983]喜劇俳優・劇作家。2世。京都の生まれ。本名、渋谷(しぶたに)一雄。父は初世渋谷天外。筆名、館直志(たてなおし)。松竹新喜劇の発展に貢献した。
しぶや‐みのる【渋谷実】
[1907〜1980]映画監督。東京の生まれ。「奥様に知らすべからず」で監督デビュー。風俗喜劇で手腕をふるい、人気を集めた。代表作「母と子」「自由学校」「てんやわんや」「現代人」など。
しまお‐としお【島尾敏雄】
[1917〜1986]小説家。神奈川の生まれ。戦争体験を描いて作家としての地位を確立。超現実的な作風を示す一方、心因性疾患の妻との生活を描き、独自の世界を築いた。作「出発は遂に訪れず」「死の棘(...
しまき‐あかひこ【島木赤彦】
[1876〜1926]歌人。長野の生まれ。本名、久保田俊彦。伊藤左千夫に師事し、「アララギ」を編集。初め万葉風と写生とを強調、のち東洋的な象徴主義を目ざした。歌集「氷魚(ひお)」「太虗(たいきょ...