つちや‐ぶんめい【土屋文明】
[1890〜1990]歌人。群馬の生まれ。伊藤左千夫に師事。処女歌集「ふゆくさ」で認められ、「アララギ」の中心歌人として活躍。文化勲章受章。歌集「山下水」「自流泉」、研究書「万葉集私注」など。
つつい‐じゅんけい【筒井順慶】
[1549〜1584]安土桃山時代の武将。大和筒井城主。山崎の戦いで、洞ヶ峠(ほらがとうげ)に陣を置き明智光秀・羽柴秀吉両軍の形勢を眺め、有利な羽柴方についたとされ、日和見(ひよりみ)主義の典型...
つつい‐やすたか【筒井康隆】
[1934〜 ]小説家。大阪の生まれ。パロディーとブラックユーモアで現代を風刺し人気を博す。「虚人たち」で泉鏡花文学賞、「夢の木坂分岐点」で谷崎潤一郎賞、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞を受...
つつみ‐きょうへい【筒美京平】
[1940〜2020]作曲家。東京の生まれ。本名、渡辺栄吉(えいきち)。音楽ディレクターから作曲家に転身。「ブルー・ライト・ヨコハマ」のヒットで地位を確立すると、その後も多くのヒット曲を手掛けた...
つつみ‐せいじ【堤清二】
[1927〜2013]実業家・小説家。東京の生まれ。東大卒。康次郎の次男。昭和29年(1954)西武百貨店に入社。昭和41年(1966)社長に就任。以後、西友・パルコ・クレディセゾンなどを展開し...
つつみ‐ちよ【堤千代】
[1917〜1955]小説家。東京の生まれ。本名、文子。先天的な心臓疾患を抱えており、通学せず自宅で独学。「小指」およびその他の作品で女流作家として初めて直木賞受賞。他に「再会」「柳の四季」「カ...
つつみ‐やすじろう【堤康次郎】
[1889〜1964]実業家・政治家。滋賀の生まれ。衆議院議員、同議長。箱根土地(後のコクド)・西武鉄道などを設立、西武グループを築き上げた。
つづき‐みちお【都筑道夫】
[1929〜2003]推理作家。東京の生まれ。本名、松岡巌(いわお)。本格推理・ハードボイルド・ショートショートなどに幅広く活躍、時代物の「なめくじ長屋」シリーズもある。「推理作家の出来るまで」...
つづき‐やこう【都築弥厚】
[1765〜1833]江戸時代の豪農。三河の生まれ。矢作川から灌漑(かんがい)用水路(現明治用水)を引くため私財を投じて測量、幕府に願書を提出。工事が許可されるも実行前に破産・病没。
つなしま‐りょうせん【綱島梁川】
[1873〜1907]思想家・評論家。岡山の生まれ。本名、栄一郎。「早稲田文学」の編集に従事。胸を病んでから神秘的宗教観に基づく随想を発表、当時の青年層に影響を与えた。著「病間録」「回光録」など。