ふじた‐とうこ【藤田東湖】
[1806〜1855]江戸末期の儒学者。水戸藩士。幽谷(ゆうこく)の二男。名は彪(たけき)。通称、虎之助。藩主徳川斉昭のもとで藩政改革に尽力。また、その思想は尊王攘夷運動に大きな影響を与えた。安...
フジモリ【Alberto Fujimori】
[1938〜2024]ペルーの政治家。日系2世。大学教授などを経て1990年大統領に就任。2度再選されるが2000年に側近のスキャンダルがもとで辞任し、二重国籍を持つ日本へ亡命した。2005年に...
ふじわら‐の‐ももかわ【藤原百川】
[732〜779]奈良後期の公卿。宇合(うまかい)の子。初名、雄田麻呂。称徳天皇の没後、光仁天皇を擁立して道鏡を追放し、山部親王(桓武天皇)の立太子を実現するなど、藤原氏発展のもとをつくった。
ふじわら‐の‐よしもと【藤原良基】
⇒二条良基(にじょうよしもと)
フランクル【Viktor Emil Frankl】
[1905〜1997]オーストリアの精神医学者。第二次大戦中に強制収容所に収容され、そこでの生活の体験と実存主義の影響のもとに、医師と患者との人格的交わりを重視したロゴテラピー(実存分析的精神療...
ぶっだばっだら【仏駄跋陀羅】
《(梵)Buddhabhadraの音写》[359〜429]北インドの僧。ガンダーラで学び、中国へ渡り、廬山の慧遠のもとで禅経を翻訳・講説した。さらに建業で「摩訶僧祇律」40巻や「華厳経」60巻な...
プラサド【Rājēndra Prasād】
[1884〜1963]インドの政治家。ガンジーのもとに反英不服従運動に加わり、インド国民会議派の穏健な中間派指導者となる。1950年臨時大統領。1952年から1962年にかけて初代大統領。著「分...
ほうじょう‐しげとき【北条重時】
[1198〜1261]鎌倉前期の武将。義時の三男。六波羅探題・連署を歴任して、執権北条時頼を補佐。のち出家。彼の残した「北条重時家訓」は、後世の武家家訓のもととなった。極楽寺殿。
ほうじょう‐そううん【北条早雲】
[1432〜1519]室町後期の武将。後北条氏の祖。初め伊勢新九郎長氏と称し、出家して早雲庵宗瑞と号。駿河の今川氏のもとにいたが、のち、伊豆韮山(にらやま)に移り、次いで小田原に進出。伊豆・相模...
ほうじょう‐たみお【北条民雄】
[1914〜1937]小説家。ソウルの生まれ。ハンセン病患者として入院した最初の夜の経験をもとにした小説「いのちの初夜」で知られる。