きょ‐こん【許渾】
中国、唐の政治家・詩人。丹陽(江蘇省)の人。字(あざな)は仲晦(ちゅうかい)・用晦(ようかい)。監察御史・虞部(ぐぶ)員外郎・刺史などを歴任。登楼懐古の作が多く、特に七言律詩にすぐれた。生没年未詳。
ぎ‐げん【魏源】
[1794〜1856]中国、清の学者・思想家。邵陽(しょうよう)(湖南省)の人。字(あざな)は黙深(もくしん)。公羊学(くようがく)を通して、経世実用の学に努めた。著「海国図誌」は、日本の幕末開...
ギュイヨー【Jean Marie Guyau】
[1854〜1888]フランスの哲学者・詩人。スペンサーらの進化論哲学と生の哲学とを結合する立場から生の本質と発展をとらえようとした。著「義務も制裁もない道徳」「社会学的見地からみた芸術」など。
く‐えいたつ【孔穎達】
⇒くようだつ(孔穎達)
くさかべ‐めいかく【日下部鳴鶴】
[1838〜1922]書家。滋賀の生まれ。名は東作。字(あざな)は子暘(しよう)。六朝(りくちょう)書道を学び、清国に渡って書学を研究。明治書道界の第一人者で、その書風は鳴鶴流とよばれた。
くめ‐の‐へいない【久米平内/粂平内】
江戸初期の伝説的人物。九州の人。本名、兵藤長守。江戸に出て千人斬りの願を起こしたが、悔い改めて、自らの像を刻んで浅草寺(せんそうじ)仁王門外に置き、通行人に踏みつけさせたという。のち、「踏みつけ...
ぐ‐せいなん【虞世南】
[558〜638]中国、唐初の名臣・書家。余姚(よよう)(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は伯施(はくし)。唐の太宗に重用された。楷書にすぐれ、欧陽詢(おうようじゅん)・褚遂良(ちょすいり...
けんりゅう‐てい【乾隆帝】
[1711〜1799]中国、清の第6代皇帝。名は弘暦。廟号(びょうごう)は高宗。雍正(ようせい)帝の第4子。在位1735〜1795。康熙(こうき)帝・雍正帝に続く清朝の最盛期。外征を行い、西域を...
ゲイ‐リュサック【Joseph Louis Gay-Lussac】
[1778〜1850]フランスの物理学者・化学者。「気体熱膨張に関する法則」「気体容積に関する法則」を確立。硫酸製法の改良でゲイ=リュサックの塔とよばれる装置を考案。また沃素(ようそ)・シアンの...
げん‐そう【玄宗】
[685〜762]中国、唐の第6代皇帝。在位712〜756。姓は李、名は隆基。諡号(しごう)は明皇帝。「開元の治」とよばれる太平の世を築いたが、晩年は楊貴妃(ようきひ)に溺れて安史の乱を招いた。