たての‐のぶゆき【立野信之】
[1903〜1971]小説家。千葉の生まれ。軍隊での生活を経てはじめプロレタリア作家として活躍するが、検挙された後は転向。現代史を題材とした作品を執筆した。「叛乱(はんらん)」で直木賞受賞。「友...
たなべ‐むねひで【田辺宗英】
[1881〜1957]実業家。山梨の生まれ。後楽園スタヂアム(現在の東京ドーム)の創立に尽力し、昭和17年(1942)社長に就任。同27年には日本プロボクシングの初代コミッショナーとなる。
たむら‐こまじろう【田村駒治郎】
[1904〜1961]実業家。大阪の生まれ。関西の繊維問屋田村駒、太陽レーヨンの社長。財力を生かしてプロ野球球団の経営に参画。昭和25年(1950)松竹ロビンスのオーナーとなり、セリーグ初優勝を...
つぶらや‐えいじ【円谷英二】
[1901〜1970]映画の特殊撮影監督。福島の生まれ。本名、円谷(つむらや)英一。ミニチュア撮影やスクリーンプロセスなど特殊撮影技術の発達に尽力、「ゴジラ」で世界的な評価を得る。他に「ハワイ・...
つぼい‐さかえ【壺井栄】
[1900〜1967]小説家。香川県小豆島の生まれ。詩人壺井繁治と結婚後、プロレタリア文学運動に参加。作「暦」「柿の木のある家」「二十四の瞳」など。
つるた‐ともや【鶴田知也】
[1902〜1988]小説家。福岡の生まれ。雑誌「文芸戦線」に参加し、プロレタリア文学初期に活躍。アイヌ独立戦争の英雄伝「コシャマイン記」で芥川賞受賞。他に「メシュラム記」「ハッタラはわが故郷」など。
とくなが‐すなお【徳永直】
[1899〜1958]小説家。熊本の生まれ。印刷工となり、上京して労働運動に参加。共同印刷争議の体験を「太陽のない街」に描き、プロレタリア作家としての地位を確立。他に「失業都市東京」「妻よねむれ...
トライチュケ【Heinrich von Treitschke】
[1834〜1896]ドイツの歴史家・政治評論家。プロイセンを中心とするドイツ統一を主張。排他的な権力国家思想を鼓吹した。著「一九世紀ドイツ史」など。
ドイツ‐きしだん【ドイツ騎士団】
中世の三大宗教騎士団の一。第3次十字軍の際に創設されたドイツ兵救護のための病院を起源とする。13世紀から14世紀にかけてドイツ東北部の植民と改宗運動を行い、プロイセンの基礎を築いたが、次第に勢力...
ドーデ【Daudet】
(Alphonse 〜)[1840〜1897]フランスの小説家。故郷プロバンス地方の風物を叙情性豊かに描いた。短編集「風車小屋便り」「月曜物語」「タルタラン」、戯曲「アルルの女」など。 (L...