いちかわ‐だんぞう【市川団蔵】
歌舞伎俳優。屋号、三河屋。 (初世)[1684〜1740]初世市川団十郎の門弟で、荒事(あらごと)・敵役(かたきやく)の名優。 (4世)[1745〜1808]京都の人。3世の養子。早変わりで...
いちかわ‐べいあん【市河米庵】
[1779〜1858]江戸後期の書家。江戸の人。名は三亥(みつい)。字(あざな)は孔陽、小春。寛斎の長子。中国、宋の米芾(べいふつ)の書を学び、米庵と号した。門弟に貴人が多く、その書風は大流行し...
いとう‐マンショ【伊東満所】
[1569ころ〜1612]《マンショ(Mancio)は洗礼名》天正遣欧使節の正使の一人。大友宗麟(おおともそうりん)の姪の孫といわれるが確かではない。帰国後、イエズス会に入り、のち司祭。
いのうえ‐にっしょう【井上日召】
[1886〜1967]国家主義者。群馬の生まれ。本名、昭。日蓮宗に帰依し、日召と号す。血盟団を結成、国家革新を計画し、一人一殺(いちにんいっさつ)主義を唱え、井上準之助・団琢磨を暗殺。裁判で無期...
いらこ‐せいはく【伊良子清白】
[1877〜1946]詩人。鳥取の生まれ。本名、暉造(てるぞう)。別号、すずしろのや。文庫派詩人の一人。詩集「孔雀船」がある。
いわの‐ほうめい【岩野泡鳴】
[1873〜1920]小説家・評論家・詩人。兵庫の生まれ。本名、美衛(よしえ)。自然主義作家の一人。一元描写を唱えた。小説「耽溺」「放浪」「断橋」、評論「神秘的半獣主義」、詩集「悲恋悲歌」「闇の...
いんぎょう‐てんのう【允恭天皇】
記紀で、第19代の天皇。仁徳天皇の第4皇子。名は雄朝津間稚子宿禰(おあさづまわくごのすくね)。皇居は大和の遠飛鳥宮(とおつあすかのみや)。宋書にみえる倭の五王の一人、済とする説がある。
ウィクリフ【John Wycliffe】
[1320ころ〜1384]英国の神学者。宗教改革の先駆者の一人。ローマ‐カトリック教会を批判し、聖書に信仰の基礎をおくことを唱えて聖書の英訳を企てた。
ウィトゲンシュタイン【Ludwig Josef Johann Wittgenstein】
[1889〜1951]オーストリア生まれの哲学者。英国ケンブリッジ大学教授。現代英米哲学の形成に指導的役割を果たした一人で、論理実証主義およびオックスフォード学派に影響を与えた。著「論理哲学論考...
ウェッブ【Sidney James Webb】
[1859〜1947]英国の社会学者・政治家。フェビアン主義の理論家の一人。第一次大戦後の労働党内閣で商務相・植民地相を務めた。同じく社会学者の妻ベアトリスとの共著が多い。著「労働組合運動史」「...