さとう‐じゅんや【佐藤純弥】
[1932〜2019]映画監督。東京の生まれ。「陸軍残虐物語」で監督デビュー。社会派の名手として評価を得る一方で、パニック映画やアクション映画でも人気を集める。段吉順(トアンチーシュン)との共同...
サンゴール【Léopold Sédar Senghor】
[1906〜2001]セネガルの政治家・詩人。旧フランス領西アフリカの独立運動を進め、セネガル独立後は初代大統領に就任。在任1960〜1980。ネグリチュード運動をすすめ、世界黒人芸術祭を主催す...
サンタヤーナ【George Santayana】
[1863〜1952]米国の哲学者・詩人・評論家。スペインの生まれ。のち、ヨーロッパに移住。唯物論的な自然主義の哲学の書、古典的な美をたたえた詩などを発表。著「理性の生命」「存在の世界」、小説「...
しが‐きよし【志賀潔】
[1871〜1957]細菌学者。宮城の生まれ。伝染病研究所、北里柴三郎所長のもとで研究。明治31年(1898)志賀菌(志賀赤痢菌)を発見。ドイツに留学してエールリヒのもとで研究し、世界初の結核治...
しが‐しげたか【志賀重昂】
[1863〜1927]地理学者。愛知の生まれ。号、矧川(しんせん)。三宅雪嶺らとともに国粋主義を主張、雑誌「日本人」を発行。諸外国を巡遊。著「南洋時事」「日本風景論」「世界山水図説」など。
しば‐せん【司馬遷】
[前145ころ〜前86ころ]中国、前漢の歴史家。夏陽(陝西(せんせい)省)の人。字(あざな)は子長。武帝の時、太史令となり、暦法の改革に参加。匈奴に降った李陵を弁護したため宮刑に処せられ、のち...
シベリウス【Jean Julius Christian Sibelius】
[1865〜1957]フィンランドの作曲家。祖国の歴史・自然を基調に、民族主義的な独自の世界を確立した。交響詩「フィンランディア」「タピオラ」など。
しまお‐としお【島尾敏雄】
[1917〜1986]小説家。神奈川の生まれ。戦争体験を描いて作家としての地位を確立。超現実的な作風を示す一方、心因性疾患の妻との生活を描き、独自の世界を築いた。作「出発は遂に訪れず」「死の棘(...
しゃか‐むに【釈迦牟尼】
《(梵)Śākya-muniの音写。釈迦族の聖者の意》仏教の開祖。世界三大聖者の一人。紀元前5世紀ごろ、インドの釈迦族の王子として誕生。29歳で宗教生活に入り、35歳で成道した。45年間の布教の...
シュペングラー【Oswald Spengler】
[1880〜1936]ドイツの哲学者。形態学的方法論を世界史に応用し、歴史上の諸文化の有機体的生成・没落を説いた。主著「西洋の没落」は、第一次大戦後の危機意識に符合し、大きな反響を呼んだ。