すずき‐はるのぶ【鈴木春信】
[1725?〜1770]江戸中期の浮世絵師。江戸の人。本姓は穂積、通称、次郎兵衛。号、思古人。錦絵(にしきえ)の成立に中心的な役割を果たした。美人画を得意とし、遊里風俗や市井(しせい)の日常生活...
すずき‐ぼくし【鈴木牧之】
[1770〜1842]江戸後期の文人。越後の人。本名、儀三治。牧之は俳号。越後の雪を中心として記述した「北越雪譜」は著名。
すずき‐もさぶろう【鈴木茂三郎】
[1893〜1970]政治家。愛知の生まれ。新聞記者から無産運動に身を投じ、人民戦線事件で検挙された。第二次大戦後日本社会党の結成に参加。党内左派の中心となり、昭和35年(1960)まで党委員長...
スペンダー【Stephen Spender】
[1909〜1995]英国の詩人・批評家。1930年代、オーデンらと新詩運動を展開。政治的題材を扱ったが、のち内省的な詩風に転換した。詩集「静かな中心」、評論「破壊的な要素」など。
せい‐たいこう【西太后】
[1835〜1908]中国、清の咸豊(かんぽう)帝(文宗)の妃で、同治帝(穆宗)の生母。諡号(しごう)、孝欽(こうきん)。慈禧(じき)皇太后とよばれた。同治帝・光緒帝(徳宗)の摂政となって政治を...
セゼール【Aimé Césaire】
[1913〜2008]西インド諸島、仏領マルティニーク島の詩人・政治家。パリ留学中にサンゴールと交わり、ネグリチュード運動のリーダーとなる。1945年にマルティニーク島の中心都市フォール‐ド‐フ...
せんだ‐これや【千田是也】
[1904〜1994]演出家・俳優。東京の生まれ。本名、伊藤圀夫。築地小劇場に参加、のち俳優座を創立。近代俳優術の理論化、ブレヒトの紹介など、新劇活動の中心的役割を果たす。
そう‐しゅう【荘周】
中国、戦国時代の思想家。宋国の蒙(河南省)の人。老子とならぶ道家思想の中心人物で、個々の事物の価値や差異は見かけ上のものにすぎず、根元的にはすべて平等であるとし、自然にまかせる生き方を説いた。後...
そが‐の‐いなめ【蘇我稲目】
[?〜570]飛鳥時代の豪族。崇仏派の中心となり、物部(もののべ)・中臣(なかとみ)氏らと対立。皇室と姻戚関係を結び、蘇我氏全盛の礎をつくった。
たかぎ‐いちのすけ【高木市之助】
[1888〜1974]国文学者。愛知の生まれ。九大・名大教授。万葉集など古代文学を中心に、文芸学的研究にすぐれた業績を残した。著「吉野の鮎」「古文芸の論」など。